濃厚焼きチーズケーキ

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

520円(税込)
カレーのあとに食べていただきたいのがこちら。びっくりするほど濃厚なチーズケーキなんです。

ほんの少しつまむだけでホロホロっと口の中で崩れ、ミルキーな味わいが広がります。これはすごい。サイズ以上に食べ応え抜群の逸品チーズケーキ。コーヒーとの相性も抜群ですよ。
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3. 東京の伝説カレーのDNAを新潟で受け継ぐ「ボボ」

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

東京、神宮前で数多のクリエイターたちが集うカレー店として知られた「GHEE(ギー)」。

ファッションデザイナーのNIGO氏がアルバイトしていたり、村上春樹氏が通ったりと、多くの伝説をもつ「ギー」が2005年に閉店した翌年、厨房で働いていた方が新潟で立ち上げたのが、この「VOVO(ボボ)」です(ギーはその後「BLAKES(ブレイクス)」という名で復活)。

カレーは「ギー」のスタイルを踏襲したスタイリッシュなものですが、「ボボ」独自のアレンジも入り、今や新潟を代表するカレー店と言えるでしょう。2013年には東京に進出し、学芸大学と中目黒にお店を構えています。

2コンビネーションカレー(野菜カレー+ビーフ)

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

1,210円(税込)
「ギー」といえば2種あいがけ。「ボボ」でもおすすめは、2種コンビネーションです。

カレーは野菜カレー/ビーフカレー/バターチキン/ドライカレーの4種があるのですが、ランチでは野菜カレー+好みのカレー1種というシステム(ディナー時は4種の組み合わせ自由)。

辛いのが苦手でなければぜひ食べて欲しいのが、漆黒でシャバシャバなビーフカレーです。毛穴が開く辛さとガツンとくるクローブの刺激がクセになる、「ギー」譲りの激辛カレーなんです。

一方の野菜カレーは、スパイシーなポトフといった感じの独特なもの。サツマイモの甘さがアクセントです。ピクルスが細かく刻まれた薬味も「ギー」譲り。辛さを和らげるのに役立ちます。

きっちりスクエアに盛られたライス、グラフィカルに配置されたレーズン&アーモンドは「ボボ」独自の美学ですね。
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4. 新潟の珍事!町中華に本格インドカリーがある謎「東来順」

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

一見普通の町中華、なのに名物は「インドカリー」という謎の人気店、それが「東来順(トンライジュン)」です。

実はこちらのご主人は、かつて新潟市中央区にあった「広東飯店」で修業した方。「広東飯店」の小沼シェフは1964年東京五輪の選手村にコックとして招聘された際、インドからのシェフとの交流でカレーのレシピを習得。自身の店でメニュー化し提供していたそうなのです。

さらに実は、「広東飯店」で修業したシェフによる中華料理店がほかにも2店、三条市の「華園」と五泉市の「鳳龍飯店」。そのいずれもインドカリーを提供しているというのですから興味は尽きません。

しかも、お三方とも「広東飯店」のインドカリーレシピを細かく習ったわけではないため、それぞれの解釈でそれぞれ味わいが異なるインドカリーを提供しているのだそう。3店の食べ比べも楽しそうです。

本場インドカリー

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

850円(税込)
ソースポットに並々と盛られたカレー、オーバルなステンレス皿に日本米のライスと福神漬け。サラダに……チャパティ!

カレー自体はシャバシャバながら、少しとろみがある感じ。なかなかの辛さの中にねっとりした甘みを感じます。ホールのクミン、カルダモンにクローブ、ブラックペッパーもたっぷり入って、ビシバシとくるスパイシーさが素敵です。

インドのような、欧風のような、けれどどこにもなさそうなスパイシーカレーですよ。インドのパン・チャパティはミッシリした食感。カレーをつけていただきましょう。

ちなみに870円の「インドカリーセット」は、小鉢に入ったインドカリーと福神漬けつきライスに中華そばとサラダがついたもの。ソースポットに入ったカレーやチャパティが目当てなら、セットじゃないほうをオーダーしましょう。
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5. 時代のセンスを感じるスパイスカレー「米山咖哩食堂」

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

新潟というのは不思議な街で、時折「ここは東京?」って思うほど洗練された場所があったりするんです。このお店はまさにそう。

鮨屋を改装した店内はカウンター席、小上がり席とあり、地方のカレー店とは思えないほどスタイリッシュ

提供されるカレーだって手が込んでいます。チーズキーマ、四川麻婆咖哩麺などバリエーション豊か。その丁寧かつ立体的な盛り付けは、やってきた瞬間「わぁ」と声が漏れるほどの美しさです。
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