鉢底石は必要?

Photo by okamagami

ーー鉢底石を敷くのをたまにサボってしまうんですが、絶対必要なんでしょうか?

龍 鉢底石を置くことで土の中に空気が入り込みやすくなり、水抜きにも繋がります。根腐れや植物の病気を防ぐ重要な役割があるので、失敗せず育てたいなら用意してほしいですね。

ーーお店に売っているものって意外と高くて……。家のまわりの砂利で代用しちゃダメですか?

龍 鉢底石は、排水穴が塞がる程度あれば充分なんです。底いっぱいに敷き詰めなくても大丈夫なので、少量購入すればOKですよ。サイズは親指の先くらいの大きさで、空気を通す軽石などの材質が適しています。砂利よりも、やっぱり購入したもののほうがよいですかね(笑)。あっ、鉢底石がいらないプランターもあるので、それもおすすめですよ。

また、洗濯ネットやみかんのネットなどに石を入れて底に置くと、片付けるときや土の入れ替えの際に処理が楽になります。

プランター購入時に一緒に買いたいもの

Photo by okamagami

ー一プランターとセットで買っておいた方がいいものはありますか?

龍 支柱はネットで購入すると送料が割高になるので、プランターと一緒にお店での購入がおすすめです。プランターに合った支柱で、150cmほどの長さがあればどんな植物でも応用が利きます。どれが合うかわからない場合は、プランターと支柱がセットになったものを購入するとよいでしょう。

また無農薬で育てたい方は、防虫ネットも一緒に購入しましょう。量り売りで買えば安く手に入れられますよ。

自作のプランターもおすすめ!

Photo by okamagami

ーー龍さんイチオシのプランターがあったら教えてほしいです!

龍 僕は最近、無印良品のスクエア型のケースに、ドリルで穴を開けたプランターがお気に入りです。

ーーえっ!手作りされるんですか!? ぜひ作り方を教えてください!

龍 まず排水穴を作る必要があります。親指と人差し指を輪にしたOKサインの穴が底面の真ん中に一個あれば、それでOK。サイドに穴を作る方法もありますが、その場合は小指幅くらいの穴を二個、側面の下の方にあけましょう。

どんなものでも排水穴さえあけてしまえば、なんでもプランターにすることができます。ぜひお気に入りのものを見つけて、オリジナルのプランターを作ってみてくださいね!

お気に入りのプランターでベランダ菜園を楽しもう

材質や形状によって特徴の異なるプランター。育てる植物や環境、育てる人の性格などによって、適するプランターがあるというのは新しい発見です。

「もし今の季節、持て余しているプランターがあるなら春を待たずになんでも育ててみてほしいです。失敗するのが嫌なら、スーパーで買ったネギやニラの根を挿したり、豆苗を植えるのがおすすめですよ。寒さにも強いですからね」と龍さん。

お気に入りのプランターを見つけて、ぜひ気軽にベランダ菜園を楽しんでみてはいかがでしょうか。
取材・文/鎌上織愛
これまでの連載はこちら▼
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ