ライター : macaroni 編集部

カレー好きモデルが伝授!「韓国風 新玉ねぎプルコギビーフカレー」レシピ

Photo by 木村ミサ

macaroniをご覧の皆様、こんにちは。木村ミサです。

連載第2回目。前回の記事がお披露目されるまでドキドキしていたけれど、「カレー作ってみようと思ったよ!」などと感想をいただけて、幸せほくほくでございます。ありがたい……!

今回もカレーへの愛を込めてレシピを届けますので、キャッチしてくれたら嬉しいです。 第2回に綴るカレーは、「韓国風 新玉ねぎプルコギビーフカレー」。
前回の記事はこちら▼

カレー×韓国料理の可能性に気づかされた一品

Photo by 木村ミサ

カレーと同じくらい、韓国料理も好き。高校生でアメリカ留学したときに、韓国系とドイツ系のアメリカ人ホストファミリーがさまざまな韓国料理を教えてくれたんです。とっても思い入れの強い料理。

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最近、韓国料理をカレーにアレンジできないかと考えながら韓国ドラマ「梨泰院クラス」を見ていたら、カレーを使ったチゲ(ムール貝のチゲにカレー粉を入れたもの)が登場。試しに、キムチチゲにカレーパウダーを入れてみたら、めちゃくちゃおいしくて。カレー×韓国料理の可能性にドハマりしてしまいました。

いろいろ作ったなかで一番簡単だったのが、プルコギカレー。コストコで大人気の「プルコギビーフ」のアレンジとして思い付いたんです。

スパイスを使ってひと手間加えた料理のヒントになれば……という思いも込めて、さっそく作っていきます。

材料(4人前ほど)

Photo by 木村ミサ

・コストコの「プルコギビーフ」……300g(牛肉をにんにく、焼肉のたれ、コチュジャンに漬けたものでも可)
・玉ねぎ……1個
・新たまねぎ……1個
・トマト……中1個分
・にんにく……小さじ1.5杯
・しょうが……小さじ1.5杯
・コチュジャン……大さじ1杯
・塩……小さじ1杯(加減して調整)
・油……大さじ3杯

ホールスパイス
・クミンシード……小さじ1杯
・赤唐辛子……1個
・カルダモンホール……4つ

パウダースパイス
・コリアンダー……大さじ1杯
・クミンパウダー……小さじ2杯
・韓国粉唐辛子……小さじ1〜2杯
・ターメリックパウダー……小さじ1/2杯

ルゥの作り方

1. 下準備。玉ねぎは1/2スライスに、新玉ねぎはスライスしておく。トマトはダイスカットしておく。

2. フライパンに油をひき、ホールスパイスに火入れする。(焦がさないように弱火で)

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3. シュワシュワしていい香りが立ってきたら、玉ねぎを投入。茶色くなるまで炒める。

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今回も強火でがっつり炒めていきます。最初はかき混ぜず、フライパンの端がジリジリと焦げてきたら削ぐように混ぜて、また玉ねぎを広げて待ちましょう
ルゥ(グレイビー)を作る工程は前回と同じ。今回は新玉ねぎも入って、玉ねぎたっぷり。旨味に繋がるようじっくり炒めます。

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少し形が残っている程度になったら、しょうがとにんにくを投入し、しっかり炒めます。

4. トマトを投入し、水分がなくなるまで炒める。

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トマト缶、フレッシュトマト、ピューレなどトマトにもいろいろあるけれど、どれを使うべきかは好みによる気がします……。前回も書いた通り、自分の好みを見つけて使うべし。

個人的な印象では、フレッシュトマトの方が酸味があって、トマト缶は甘みがあります。トマトを使わないカレーも存在しますが、お肉系のカレーはトマトありのほうが好き。カレーに正解なんてなくて、自分がおいしく作ったカレーこそが正義なのです。

5. 水分が飛んだら火を止め、パウダースパイスを投入。いい香りがするまで、焦がさないように混ぜ炒める。

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今回は、辛味として韓国粉唐辛子を。マイルドななかに、ピリッとした辛さがあるんです。香りもいいし、韓国風なので韓国産に。

新玉ねぎが入って甘みのあるカレーになるので、辛いのが好きな方は、ここでたっぷり入れるのがおすすめ。

6. ルゥ(グレイビー)の完成!

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基本的なカレーの要となるルゥは、前回と同じ工程。ここまで作って冷凍保存しておけば、次にカレーを作るとき、これ以降の工程から始めれば良いので、かなり時短になります。

ひとり暮らしの方や、主婦の方のおひとりランチなど、一人前のカレーを作る際にぜひ。

カレーの作り方

7. 新玉ねぎと「プルコギビーフ」を投入し、肉の色が変わるまで炒める。

Photo by 木村ミサ

新玉ねぎは、今の季節たくさんスーパーにいるのでよく目が合います。甘くておいしくて、この時期にしか食べられない旬の味。

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このシャキシャキな新たまちゃんが、あとでいい仕事をしてくれます。楽しみ……
8. 水(400〜500ml)を入れ、沸騰したら中弱火にし10分くらい煮詰める。

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水分が少し減るまで煮ましょう。ここで牛肉と新玉ねぎの旨味を放出してあげます。

9. 煮詰まってきたら、コチュジャン、塩で味を調える。

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韓国料理といえばコチュジャン。これで、より韓国感とコクを。塩加減は自分がおいしいと思う塩梅で少しずつ入れましょう。

ちょっと物足りないなと感じたら、さっとガラムマサラ(なければコリアンダー)を入れてあげると、良くまとまります。自分がおいしいと思うタイミングで、カレーの完成。

10. お皿にライスとお好みのナムルとキムチ、ルゥを器に盛って完成です!

新玉ねぎの甘みと、プルコギの甘辛さがクセに

Photo by 木村ミサ

ビビンバのような感覚で、ナムルとカレーを混ぜながらいただきましょう。カレーとキムチ、これが本当に相性が良くて、大好きな組み合わせ!

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「新玉ねぎとプルコギカレー」は、新玉ねぎの甘みと、プルコギの甘辛さがとってもクセになります。あまりむずかしい工程もないし、プルコギ自体に味がついているので、最後の味調整もとっても簡単。忙しい主婦の味方です。

大根を入れたり、野菜を変えて作ったりするのも楽しいですよ。

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大好きな韓国料理とカレーという組み合わせが最高すぎて、にやけてしまう……。韓国風なので、ぜひコーン茶の香ばしさを感じながらいただいてみてください。

本当に簡単なのにおいしくて、無敵になったような気持ち。いろいろなきっかけが、カレーの可能性を広げてくれるから面白いんですよね。みなさんも、スパイスの可能性を楽しんでくれたら嬉しいです。

それでは、また来月お会いしましょう。

Photo by アソビシステム

木村ミサ 透明感のある雰囲気と明るい笑顔で、さまざまなモデルとして活躍。カレー好きタレントとしても知られており、スパイスを使ったカレーを作るのが得意。また、お茶や薬膳への関心もあり、WEBにて連載をおこなう。群馬県館林市出身として地元でも活動しており、男女共に支持を集めている
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