ライター : あんりちこ

旅するグルメライター

見た目を裏切るおいしさ♪ やみつき味噌おでん

Photo by anrichiko

調理時間 90
鰹だしの甘い赤味噌で具材を煮込む、名古屋風「味噌おでん」のレシピです。見た目の色の濃さで、びっくりするかもしれませんが、赤味噌が具材のおいしさを引き出し、どんどん箸がすすみます。特にご飯との相性はバツグン♪ 新しいおいしさにやみつきになること間違いなしですよ。いつもとはひと味違う味噌おでんに挑戦してみませんか?

材料(2〜3人分)

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ベース

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  • 800cc
  • パック鰹だし 3パック
  • 赤味噌 50g
  • 八丁味噌 100g
  • 砂糖 100g
  • 200cc

おいしく作るためのコツ

  1. 味噌おでんは、 “八丁味噌” や “赤味噌” など味が濃い豆味噌を使います。豆味噌とは、米でなく豆に麹をつけた味噌のこと。八丁味噌は愛知県で作られ、作業工程が国の基準をみたした豆味噌のことです。
  2. 赤味噌は全国的に大手スーパーでも見かけるので、本格的な味噌おでんを作りたい場合は、ぜひ購入してみてくださいね。八丁味噌が購入できない場合は赤味噌のみでベースを作ってもおいしく仕上がります。
  3. だしパックがないときは、鰹だしの顆粒だしを使ってくださいね。大根の皮は厚めにむくとやわらかく仕上がりますよ。大根は真ん中の部分がおでん向きです。

下ごしらえ

1.具材の下ごしらえをする

塩もみされるこんにゃく

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こんにゃくは塩もみし、熱湯で数分ゆでててから水をきっておきます。厚揚げとちくわに熱湯をかけ、油ぬきをしておきましょう。
ステンレスのお皿の上に盛られたカラをむいたゆで卵

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卵はゆでてカラをむいておきます。
皮をむかれる大根

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大根は2~3cmの厚さの輪切りにし、皮をむきましょう。
まな板の上に置かれた十字の切り込みを入れた大根

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味がしみこみやすいよう片面に深く十字の切り込みを入れておきます。耐熱容器に大根をならべ、ラップをふんわりとかけて7~8分間レンジで加熱したら下ゆでの完了です。

2.だし汁の下ごしらえをする

鍋の中で煮出される鰹だしパック

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水800cc(4カップ)と鰹だしパックを鍋にいれ火にかけましょう。3~5分間煮出し、だし汁を取っておきます。

作り方

1.材料をカットする

ステンレスの皿に盛られた厚揚げとこんにゃく

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厚揚げとこんにゃくを食べやすい大きさに切り、串にさしておきます。

2.味噌ベースを作る

小鍋で混ぜられる味噌と砂糖とだし汁

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味噌、砂糖、酒を小鍋に入れ、弱火でよくかき混ぜながら1のだし汁でのばしていきます。味噌がすべて溶けたら、だし汁をすべて加え味噌ベースを作ります。

3.具材を入れて煮込む

土鍋に入った大根、こんにゃくの味噌おでん

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小鍋でのばした味噌ベースを煮込み用の土鍋に入れます。大根、卵、こんにゃくを入れて弱火で1時間煮込みます。
土鍋に入った大根、こんにゃく、卵、ちくわ、厚揚げの味噌おでん

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厚揚げ、ちくわを加え、さらに30分ほど煮ます。
土鍋に入った卵、ちくわ、大根の味噌おでん

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煮込む途中、浸かっていない具材があれば、味がしみるよう上から味噌ベースをかけます。

4.完成

卵、こんにゃく、厚揚げ、大根、ちくわの味噌おでん

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大根がやわらかくなり、卵、こんにゃくの色がしっかり味噌ベースと同じ色になったら完成です♪

味噌ベースのおすすめアレンジ

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残った味噌ベースは、ちょっと手を加えれば赤味噌ディップになります。味噌ベース100ccに対して米粉もしくは上新粉を小さじ2杯入れ、弱火で沸騰させると、とろみのあるペースト状になります。

ゆでた大根にかければふろふき大根に、とんかつにかければ、名古屋名物の味噌かつとなりますよ。たっぷりの千切りキャベツと召しあがってくださいね♪ 赤味噌ディップは冷蔵で1週間ほど日持ちするので、そのほか、田楽や焼きなすにトッピングして赤味噌ライフを楽しんでみてください!

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