無糖のものを選ぶ

炭酸水は水に二酸化炭素が溶けた水溶液を指します。一方炭酸飲料はそこに果汁や乳、甘味料、酸味料、香料を加えたものも含まれます。果糖やぶどう糖液糖、砂糖が原材料として多く含まれているものがほとんどです。

炭酸水のメリットを摂り入れようとして、それらの糖を多く含んだ炭酸飲料を飲むと、吸収の早い糖によって血糖値が高くなってしまうおそれがあります。血糖値が上昇すると喉が渇き、さらに炭酸飲料を飲む悪循環も起こりやすいため気をつけましょう。(※3,10)

一度にたくさん飲み過ぎない

適度な炭酸水の摂取は血流をよくし、疲れにくい体や冷えにくい体を作ることにつながりますが、飲み過ぎには注意しましょう。

炭酸水は弱めの酸性で、飲み過ぎると体が酸性に傾く性質をもちます。体が酸性に傾くとかえって代謝が下がり、疲れやすい体になる場合も。炭酸水は適量を飲むようにしましょう。(※3,6,11)

胃腸が弱い方は注意する

炭酸水を飲むと胃腸が刺激されて消化機能を促す作用が期待できますが、刺激を感じやすい方や胃が弱い方は注意が必要。一度にたくさん飲むと過剰に刺激されてしまい、腹痛や下痢、胃炎などにつながるおそれがあります。

特に胃酸が逆流する方には炭酸水は適さないとされているため、体の状態に合わせて適量を飲むようにしましょう。(※12)

意外なはたらきも!炭酸水の効果的な使い方

料理に使う

炭酸水は料理にも嬉しい作用をもたらします。スクランブルエッグやオムレツに加えると炭酸ガスが卵の中で泡立ち、空気の層ができてふわふわの食感にできますよ。

肉料理では炭酸水が肉の繊維をやわらかくするのに役立つため、事前に浸けておくとよいと言われています。揚げ物の場合は衣の水を炭酸水に変えると、カラッと揚がり、サクサクな食感に仕上がるのが特徴です。いずれも手間が少なく簡単な方法なので試してみるとよいでしょう。(※13)

掃除に使う

炭酸水は掃除やお手入れにも役立つのが特徴です。電気ポットの水垢のもとであるミネラル分や、鏡の汚れであるほこりや手垢、アクセサリーの皮脂・汗の汚れを落とすのにも適しています。これらの掃除やお手入れの際には活用してみましょう。(※14)

炭酸水を摂り入れて嬉しい効果を実感しましょう

炭酸水には健康や美容にうれしいはたらきがあります。胃腸に不調がなければ、適量を飲むことで、さまざまな作用が期待できます。

飲むだけでなく、洗顔や洗髪、お風呂など、外側から摂り入れることでも血行促進をはじめとした、作用を活かすことができておすすめです。炭酸水は手に入りやすく、試しやすいことから、ご自身が気に入った摂り入れ方を見つけてみましょう。
【参考文献】
(2023/12/11参照)
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