ライター : macaroni 編集部

冬の定番グラタンを甘酒で簡単アレンジ

Photo by Daiki Tanokami

調理時間:25分

寒い冬の季節の定番メニューとも言えるグラタン。大人から子どもまで幅広い年代に人気ですが、ホワイトソースをイチから作るのは面倒、と感じる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、生クリームもバターも使わずにコク深くヘルシーに仕上がる甘酒グラタンの作り方を、小林まさみさんに教わりました。

Photo by Daiki Tanokami

料理研究家/小林まさみさん 結婚後に料理の楽しさに目覚め、調理師専門学校へ進学。勤めていた一般企業を退職し、料理愛好家・平野レミさんなどのアシスタントをして本格的に料理の道へ。「誰でもおいしく簡単にできるレシピ」は主婦だけでなく、男性やシニアの方でも簡単においしく作ることができると人気を博す
グラタンといえばホワイトソースを作りがメインになりますが、ダマになりがちで苦手意識を持っている人も少なくないですよね。

「今回の甘酒グラタンは、バターも生クリームも使っていません。具を炒めながらホワイトソースを一緒に作っていくので、とっても簡単に作れますよ。甘酒のやさしい甘味と深いコクで、くどくないさっぱりとした味わいになるので小さなお子様でも食べやすい仕上がりになります。

ダマにならないポイントも一緒にご紹介するので、ぜひチェックしてください」

材料(2人前)

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・ソーセージ(斜め1cm厚さに切る)……7〜8本(150g)
・玉ねぎ(薄切り)……1/2個(100g)
・ほうれん草……1袋(200g)
・小麦粉……大さじ3杯
・牛乳……1と1/2カップ
・こうじ甘酒(濃縮)……1/3〜1/2カップ
・ピザチーズ……60g(20gと40gに分けておく)
・塩……小さじ1/4杯
・こしょう……少々
・オリーブオイル……大さじ2杯

「甘酒には米麹甘酒と酒粕甘酒の2種類があるので、アルコールの含まれていない米麹甘酒を使用してください。

甘酒を入れることで、いつものグラタンよりも少し甘めに仕上がるので、具材は塩気のあるソーセージやベーコンを使用するのがおすすめ。鶏肉やえびで代用するときは、事前に塩を振っておくといいですよ」

作り方

1. ほうれん草をゆでる

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ほうれん草を4cmの長さに切り湯を沸かしたら、鍋に塩(分量外)を適量入れてゆでます。ひと煮立ちしたらザルにあげ、粗熱をとり水気を絞りましょう。

「ほうれん草はゆでてから切ってもいいですが、切ってからゆでたほうが楽なので先に切ってしまいましょう。茎から先に入れると、火の通りが均一になります。水っぽくなってしまうので、冷ますときは自然に粗熱を取るようにしてくださいね」

2. フライパンで材料を炒める

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フライパンにオリーブ油をひき、玉ねぎを入れて強めの中火で炒めます。

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しんなりするまで炒めたら、ソーセージ、ほうれん草を加えて油が回るまで炒めます。

「鶏肉やえびを加える場合は、玉ねぎと同じタイミングで炒めます。具材に応じて、火の通りを調整してくださいね」

3. ホワイトソースを作る

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2に小麦粉を振り入れ、なじむまで混ぜ炒めます。

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牛乳を注ぎ、混ぜながらとろみがつくまで煮ます。

「具材を炒めたところに小麦粉を入れて馴染ませることで、ダマになりにくくなります。牛乳を一度に入れることがダマになる原因と思っている方が多いですが、この方法で作る場合、牛乳は一気に入れてしまって大丈夫ですよ!」

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こうじ甘酒を入れたら火を止め、塩こしょうと、ピザチーズ20gを混ぜて溶かします。

4. チーズをかけてトースターで焼く

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3を耐熱皿に流し入れ残りのピザチーズ40gをかけたら、予熱なしの900〜1000Wトースターで10〜12分こんがり焼きます。

「チーズはお好みでたっぷりかけてもOK!焼いていると甘酒のいい香りがしてきますよ♪」

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