ライター : macaroni 編集部

教えてくれる人

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お菓子研究家 / 飯田順子さん
パティシエによる講習会や本場フランスの専門校での経験を活かし、1998年から料理教室をスタート。フランス菓子の豊富な知識を学べるレッスンが好評を呼び、現在の生徒数は350人にも及ぶ。テレビ出演や著書も多数あり、ジャムレシピ本は3冊出版。2017年には栃木県大田原市のふるさと大使に任命され、地元食材の周知にも力を入れている。

グレープフルーツマーマレードで料理をよりおいしく

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前編の記事では、飯田さんにグレープフルーツマーマレードの作り方を教えていただきました。正しい下処理をおこなうことで、雑味のない仕上がりに。ほどよい酸味と甘みの奥には、グレープフルーツのほろ苦さを感じます。

飯田さん:
「前回ご紹介した瓶詰め方法だと未開封で1年ほど保管が可能ですが、手作りなので開封後は一週間から10日ほどで食べきるのが良いです。

パンにつけるだけだと食べきれないこともあると思うので、そんなときは料理に活用してみてください。グレープフルーツマーマレードの香りや味、成分によって料理のクオリティがグッとあがります。味付けのレパートリーを増やしたい人にもおすすめですよ」

ではさっそく、おすすめのアレンジレシピを飯田さんにお聞きしていきます。

グレープフルーツマーマレードを使ったアレンジレシピ3選

マーマレードチーズディップ

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<材料>
・グレープフルーツマーマレード……50g
・クリームチーズ……100g

飯田さん:
「材料を混ぜるだけの簡単レシピです。元々コクのあるクリームチーズですが、そこにグレープフルーツの風味が加わり、より奥深い味わいに。鼻から抜ける爽やかな香りも楽しめます。

フランスパンだけでなく、クラッカーやベーグルにのせる食べ方もおすすめ。ワインにも合いますよ。似た活用方法でいうと、チーズケーキを作るときに使用するのもいいですね」

マーマレードドレッシングのカルパッチョサラダ

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<材料>
・刺身の切り身……1パック分
・グレープフルーツマーマレード……大さじ2杯
・米酢……大さじ1杯
・オリーブオイル……大さじ3杯
・塩こしょう……適量

飯田さん:
「こちらも調味料を混ぜ合わせるだけで完成!米酢がなければ、普通のお酢でも大丈夫です。

フルーティーでほろ苦いマーマレードドレッシングは、タイやヒラメなどの白身魚のほか、サーモンやホタテとも相性ばっちり。グレープフルーツの香りで魚の生臭さも緩和されます。

サラダやゆで野菜にかけても爽やかでおいしいんです。ドレッシングを多めに作って、作り置きしておくのも便利だと思います」

鶏肉のマーマレード焼き

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<材料>
・鶏もも肉(または鶏むね肉)……2枚
・塩こしょう……適量
・マーマレードジャム……大さじ2
・醤油……大さじ1

<作り方>
1. 保存袋に塩こしょうで下味をつけた鶏もも肉2枚・醤油・マーマレードジャムを入れよく揉みこむ。冷蔵庫で30分以上漬ける。
2. フライパンまたはオーブントースターで両面をこんがり焼く。
飯田さん:
「漬けこんだ状態のお肉は、冷蔵庫で2~3日保存できるので作りおきにも便利!しかもジャムに含まれる酵素のパワーで、お肉がやわらかくジューシーになります。

マーマレードの香りが豊かで、手軽にごちそう感が楽しめるひと皿です」

グレープフルーツマーマレードをプラスするだけで奥行きのある味わいに変身。ほかにも炭酸やお酒で割ったり、カレーに隠し味として入れたりなど活用方法はたくさんあるそう。一度仕込んでしまえば万能調味料としても使えますよ。

飯田順子さんのジャムレシピが知れる著書

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手前から『季節の果物で作るおいしいジャムレシピ100(主婦の友社)』『おいしいジャムBOOK(主婦の友社)』『フランス仕込みの手作りコンフィチュール(世界文化社)』
これまでの経験を活かし、お菓子作りに関して多くの著書を手掛けている飯田さん。とくに新著の「季節の果物で作るおいしいジャムレシピ100(主婦の友社)」は、フルーツのジャムだけでなく玉ねぎや抹茶を使ったジャムレシピも満載。手作りジャムの世界を広げてくれる本です!

中目黒のアトリエでは定期的にお菓子やパン教室を開催しているので、お菓子作りを始めたい人や極めたい人はぜひ参加してみてくださいね。

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