封筒や紙コップで!? バレンタインに実践したい「ラッピング」アイデア

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ライター : 桑原恵美子

フードライター

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プロが教える！バレンタインのラッピングアイデア

Photo by macaroni

コロナ禍ということもあり、ショップを巡って買いそろえるのがむずかしい今年のバレンタイン。近くのお店でお菓子を買ったり、手作りしたりする方が多いかもしれませんが、その魅力をさらに引き立てるのが「ラッピング」です。

「特別な材料を買う必要はないんです。おうちにあるものが、ほんのちょっとの手間で、世界にひとつの素敵なラッピングに変身しちゃうんですよ」

そうにこやかに語るのは、ラッピングを軸に幅広く活躍されている宮岡宏会（みやおかひろえ）さん。

Photo by toi et moi 株式会社

宮岡宏会（みやおかひろえ）さん toi et moi（トワ・エ・モア）株式会社代表ラッピング講師、ペーパーコーディネーター。ラッピング教室（東京目黒区）を運営する傍ら、イベントやワークショップ開催、ペーパーやパッケージの監修など、教室でのレッスンから包装業務まで幅広くおこなう。受講生随時受付中。

Photo by toi et moi 株式会社

宮岡さんは、お客さんから預かった品物にラッピングで特別感を演出することはもちろん、クイリングアート（細長い紙を巻き付けて作ったパーツを組み合わせるペーパークラフト）の技を極めた、アート作品のようなオリジナルギフトカード（税込825円）の販売までおこなう、紙のプロフェッショナルです。

今回宮岡さんに紹介してもらったのは、身近なもので作れるラッピング2種類。さらに自分らしく飾り付けるためのアイデアも教えてもらいました。

1. 封筒が、テトラ型のキュートなラッピングに！

Photo by macaroni

用意するものは、縦型の白封筒と細い紐。あとは、はさみと両面テープがあれば、テトラ型のかわいらしいラッピングが作れるんです！

白封筒を使ったシンプルなラッピングにお菓子を入れて、閉じれば完成。そこへスタンプで模様をつけたり、100円ショップで売っているシールを貼ったり、自由にデコレーションを楽しめます。

「封筒自体を色付きや模様入り、和紙などにすれば、デコレーションなしでも大人かわいい素敵なラッピングになりますよ」（宮岡さん）

Photo by macaroni

写真上の白い封筒はテトラ型の応用で、蛇腹に折った部分がリボンになっています。赤い封筒は、テトラ型にしたシンプルなラッピングですが、飾り紐ひとつでおしゃれなイメージに。

紐を変えるとガラリと印象が変わるので、いろいろな組み合わせを試したくなりますよ。

作り方動画はこちら

テトラの作り方（赤い封筒）

蛇腹リボンの作り方（白い封筒）

2. 超キュート！紙コップを使ったプチギフトボックス

Photo by macaroni

紙コップに切り込みを入れて折り、ふたを作るというアイデアです。

白い紙コップはスタンプを押したり、文字を描いたり、シールを貼ったりと、飾りつけ次第でさまざまな表情に。写真中央のような色付き紙コップなら、シール1枚貼るだけで大人っぽい風合いになります。

「雑誌の写真やイラストを切り抜いて貼っても、面白いですよ。相手の好きなキャラクターのシールを貼っても喜ばれますね」（宮岡さん）

Photo by macaroni

写真左下のピンクの水玉模様は、綿棒をインクパッドにつけて、ポンポン置いただけ。写真上の星の模様は、紙コップの模様をそのまま生かしたもの。

アイデア次第で、お金をかけずとも面白いギフトが作れます。ぜひ、相手に合ったギフトを作ってみてください。

手作りラッピングで、素敵なバレンタインを

家にあるものだけで、センスの良いラッピングが実践できるとわかれば、急に家の中が宝の山に見えてきますね。

「インクパッドがなければ朱肉でもいいし、スタンプがなければ消しゴムを三角に切って代用しても。インクがかすれたり、にじんだりしても味のうち。何より、手作りのギフトボックスには、ほかにない温かみがあります」（宮岡さん）

紹介したアイデアを実践するもよし、自分なりにラッピングしてもよし。今年は手作りのラッピングで、バレンタインを彩ってみましょう。

書籍紹介

台湾語にも翻訳された大人気の「大人かわいいラッピング」（宮岡宏会著/主婦と生活社）。ご紹介したギフトボックスのほか、さまざまなラッピングのアイデアが掲載されています。