外側・裏側の焦げの原因は?

フライパンの外側・裏側に洗い残しがあったり、コンロの汚れが焼き付いたりすると焦げの原因に。調理中についた油や調味料、食材の汚れをそのままにして加熱すると焦げ付くほか、コンロの五徳やプレートの汚れが移って焦げてしまうこともあります。

フライパンの使用後は内側だけでなく外側・裏側も洗うほか、コンロの掃除もこまめにすることが大事です。このほか、調理中の火力が強すぎて焦げ付くこともあるので、火力には十分に注意しましょう。

フライパン内側の焦げの落とし方

焦げ付きの落とし方は、フライパンの素材によって変わってきます。ここではフライパンの素材別に焦げ付きの落とし方を紹介。ご自宅のフライパンの素材に合わせて、適した方法を選んでくださいね。

【鉄製・ステンレス製】重曹を活用する

フライパンや鍋の焦げ付きには重曹を使うのが効果的。ただし、アルミ製のフライパンに重曹を使うと変色・腐食の原因になるのでNG。表面加工されたフライパンもコーティングが傷つく可能性があるため重曹の使用は避けてください。

重曹を使った焦げの落とし方

  1. フライパンに水を張り、水1Lに対して大さじ1杯(15g)の重曹を入れる
  2. できるだけ弱火で加熱をして沸騰させる
  3. 沸騰したら火加減はそのままで10分程度加熱する
  4. 火を止めて、ひと晩放置する
  5. スポンジで焦げをこすり落とす
重曹は必ず加熱する前に入れるようにしてください。沸騰したお湯に入れると吹きこぼれてやけどの原因になります。肌荒れ防止のためにも、スポンジで焦げを落とす際はゴム手袋をはめると安心です。

【表面加工】水を沸騰させる

表面加工されたフライパンの焦げ付きを落とすには、水を沸騰させる方法がおすすめ。水のみを使うのでコーティングが傷つく心配がありません。水を沸騰させて焦げを浮き上がらせ、中性洗剤で落としましょう。

水を沸騰させて焦げを落とす方法

  1. フライパンに水を張り、中火で加熱する
  2. 沸騰したら火加減そのままで10分間加熱する
  3. 火を止めてひと晩放置する
  4. 中性洗剤+スポンジを使い焦げを落とす
焦げ付きを落とす際は、金だわしや研磨剤入りのスポンジは使わないようにしましょう。表面のコーティングを傷つけないよう、やわらかいスポンジを使って洗うようにしてください。

【鉄製】空焚きをする

高温に強い鉄製のフライパンは空焚きをして焦げを焼き切り、炭化させて落とす方法もおすすめ。焦げ付きを炭化させてから水で急速に冷やすことで、焦げ付きがはがれ落ちやすくなります。

空焚きをして焦げを落とす方法

  1. 鉄鍋を強火にかけて、約20分間空焚きをする
  2. 火を止めて、水に浸けて冷ます
  3. 金だわしや金属のヘラでこすって焦げを落とす
空焚きの最中はフライパンから絶対に目を離さないようにしましょう。力任せにこするとフライパンが傷つくので、落ちやすくなった焦げを狙ってこするようにしてくださいね。

【鉄製・ステンレス製】塩でこする

鉄製やステンレス製のフライパンには、塩を研磨剤にして焦げを落とす方法もおすすめです。粒子の粗い塩を使うと研磨剤代わりになるほか、塩の塩化ナトリウムが焦げの含まれる脂肪酸を分解してくれますよ。

塩で焦げを落とす方法

  1. フライパンを火にかけて加熱する
  2. 塩をティースプーン1杯分入れる
  3. 厚手の布巾やキッチンペーパーを濡らし、10秒ほど強くこする
  4. 焦げが落ちたら水できれいに洗い流す
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