ライター : とも

子育てフードライター

「ル・レクチェ」とは

ル・レクチェ(Le Lectier)は縦長で瓶のような形をしているのが特徴。収穫したばかりの果皮は黄緑色で、追熟すると写真のように鮮やかな黄色に変わります。サイズは、同じ西洋梨の品種であるラ・フランスが250~350gに対し、ル・レクチェは330~430g。一般的な和梨よりやや大きめです。

また、追熟すると包装していても分かるほど強く香るのも、ラ・フランスとの違い。きめ細かい果肉と、酸味がなく濃厚な甘さから「西洋梨の貴婦人」「妖艶の果実」などとも呼ばれています。

ル・レクチェの旬や主な産地

ル・レクチェは、10月下旬~11月に収穫されます。収穫したばかりのル・レクチェは実が硬いため、40日程度追熟させるのが一般的。そのため、市場に出回るのは11月下旬~12月頃までの限られた期間となります。旬のル・レクチェは、とろけるようなやわらかさと芳醇な香りが格別ですよ。

産地

ル・レクチェの主な産地は新潟県で、全国生産量の80%を占めています。明治時代に新潟県に初めて導入されたことと、原産国であるフランスと気候が似ていて、栽培に適しているのがその理由。近年、全国でル・レクチェの人気が高まっていることから、新潟県ではさらに栽培面積の拡大がすすめられているそうです。

ほかに、山形県や長野県、福島県などで栽培されています。

山形県産 洋梨「ル・レクチェ 」

ITEM

ル・レクチェ 2kg(秀品/5~9玉入)

¥4,470

内容量:1箱 約2kg(5~9玉前後入) 産地:山形県

※2020年7月20日時点 価格は表示された日付のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、Amazon.co.jpおよびrakuten.co.jpおよびshopping.yahoo.co.jpで正確かつ最新の情報をご確認ください。

ル・レクチェの食べ方

ル・レクチェは追熟させることでよりおいしくなります。香りが強くなる、軸が茶色から黒色に変わる、手に持ったときにやや弾力が出る、などの食べごろサインをチェックしてベストなタイミングでいただきましょう。

玄関や廊下など、涼しくて乾燥しない場所で保存するのがおすすめ。冷蔵庫での保存は乾燥してしまうため、避けてください。

ル・レクチェの味を堪能するなら、そのまま食べるのが一番。タルトやコンポートで贅沢に味わうのも良いですね。

ル・レクチェの贅沢な味わいを堪能しよう♪

ル・レクチェは、病気に弱かったり実が落ちやすかったりと、栽培がむずかしいこともあり、同じ西洋梨であるラ・フランスの1/10程度しか国内生産されていない希少な品種。それだけに、一度は食べてみたいと注目されているフルーツのひとつなんです。

ほかの梨とはまったく違う甘い香りやなめらかな舌触り、あふれる果汁はル・レクチェにしかない魅力。ギフトにも喜ばれるので、大切な方への贈り物や自分へのご褒美にいかがでしょうか?
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