ライター : 塚本 晴香

管理栄養士 / webライター

「コーヒーは健康にいい効果がある」って本当?

コーヒーといえばカフェインが含まれていることは有名ですよね。カフェインには眠気覚ましのほかに、体内の老廃物の排出を促進させる作用が期待できます。また、紫外線による肌のダメージ対策に役立つポリフェノールも含まれていますよ。

このように、コーヒーには健康にうれしい成分が豊富に含まれています。さらに詳しくみていきましょう。(※1)

コーヒーで期待できる6つの効果効能

効果効能

  1. 肌の調子をサポート
  2. ダイエットに効果的
  3. 頭をスッキリさせる
  4. リラクゼーション効果
  5. 胃腸のはたらきを活発にする
  6. 肝臓に脂肪が蓄積するのを抑える

1. 肌の調子をサポート

人の体内では酸素を利用すると同時に、活性酸素という物質が作られます。活性酸素は細胞を傷つけて酸化させるため、肌のシミやしわを作り出す原因に。

コーヒーにはクロロゲン酸という、抗酸化作用をもつポリフェノールが豊富に含まれています。クロロゲン酸は、強い抗酸化作用でシミのもとになるメラニンの生成を抑えるので、きれいな肌作りに役立ちますよ。(※1,2,3)

2. ダイエットに効果的

コーヒーに含まれるカフェインやクロロゲン酸は、ダイエットに役立つはたらきがあります。カフェインはリパーゼという消化酵素を活性化させ、体内に蓄積している脂肪を分解し、エネルギー源として消費するのを促しますよ

また、血糖値が急上昇すると、インスリンというホルモンの作用により体に脂肪を溜め込みやすくなります。食事と一緒にクロロゲン酸を摂ると、食後血糖値の上昇を抑える作用があるのでダイエットをサポートしてくれますよ。(※4,5,6)

3. 頭をスッキリさせる

コーヒーに含まれるカフェインには、頭をすっきりさせて集中力を高める作用があります。アデノシンという眠気を作り出す物質は、カフェインと構造がよく似ているのが特徴。本来ならばアデノシンが結合するはずの受容体にカフェインがくっつくことで、アデノシンのはたらきを妨げます。

そのためコーヒーを飲むとカフェインの作用で眠気が覚めるので、頭をスッキリさせるのに役立ちますよ。(※1,7)

4. リラクゼーション効果

コーヒー特有の香ばしい香りにほっとした経験がある方は多いのでは?実は、コーヒーの香りを嗅ぐと、リラックスした状態を表す「α波」という脳波が多く出現することが研究によって分かっていますよ。

また、リラックス作用は、コーヒー豆の焙煎度合いによって異なります。浅煎りのコーヒーよりも、香ばしい深煎りのコーヒーのほうが高いリラックス作用が期待できますよ。仕事中の息抜きやストレスを感じたときは、深煎りのコーヒーがよりおすすめです。(※8)
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