飲む量は一日3杯を目安に

体にうれしい作用のあるコーヒーですが、あまりに飲み過ぎると消化機能の低下や腹痛を起こすおそれがあります。コーヒーの目安量は、健康な大人で一日当たり400mg(マグカップで約3杯)程度。おいしいからといって、ついつい飲み過ぎないように注意してくださいね。(※9,16)

プラスアレンジでさらに効果アップ!?

コーヒー+チョコレート

コーヒーにはクロロゲン酸というポリフェノールが含まれていますが、チョコレートにはカカオポリフェノールが含まれています。どちらも抗酸化作用があり、細胞を傷つける活性酸素から体を守るので、老化の対策に役立つ組み合わせですよ。

しかし、チョコレートにも少量のカフェインが含まれているため、摂取量には注意が必要。コーヒーを習慣的に飲む方は、チョコレートを食べる量に気をつけて、カフェインを摂り過ぎないようにしましょう。(※1,3,17,18)

コーヒー+きな粉

きな粉には、イソフラボンや大豆ペプチドといった栄養素が含まれています。イソフラボンには脂肪燃焼を促す作用があり、大豆ペプチドには基礎代謝を高めるはたらきがありますよ。

コーヒーには脂肪の分解を促すカフェインや、食後血糖値を抑えるクロロゲン酸が含まれているので、ダイエット中におすすめの組み合わせです。(※4,6,19,20,21)

【Q&A】コーヒーには血圧を下げる効果がある?

A:コーヒーに含まれるクロロゲン酸に、血圧を下げる作用があると考えられています。

コーヒーを飲むと血圧が上がるという話を聞いたことはありませんか?これはカフェインによる一時的な作用によるもの。その上昇率はわずかなので特に気にする必要はありません。むしろ、コーヒーポリフェノールであるクロロゲン酸には継続飲用により、血圧を下げる作用が期待できますよ。(※22,23)

【Q&A】コーヒーの眠気を覚ます効果はどれくらいの時間もつ?

A:コーヒーの眠気を覚ます作用は、2~8時間程度続きます。

コーヒーに含まれるカフェインには、脳を覚醒させて眠気を覚ます作用があります。カフェインを摂取したあと、もっとも血中濃度が高くなるのは約30分~2時間後。眠気を覚まして業務に集中したいときは、およそ30分前を目安にコーヒーを飲みましょう。

また、体内でカフェインが代謝されて、血中濃度が半減するまでには2~8時間程度かかると言われています。就寝前にコーヒーを飲むと、カフェインの作用で睡眠を浅くするおそれがあるので注意が必要ですよ。(※24)
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