5. 胃の働きを活発にする

カフェインには、胃壁に適度な刺激を与えて胃酸の分泌をうながし、消化を助ける働きがあります。(※6)ただし、空腹時に飲んだり、飲み過ぎると胃酸過多の原因となって、胃が荒れてしまうこともあるため、飲む量には十分注意しましょう。

飲み過ぎによるデメリット

コーヒーを飲むうえで特に注意したいのが、カフェインの過剰摂取です。 カフェインは、神経を落ち着かせる作用がある「アデノシン」という物質と構造が似ており、アデノシンの代わりにアデノシン受容体に取り付いてしまいます。カフェインによって本来の神経を落ち着かせるという働きが妨害されるため、神経が興奮するのです。(※7) カフェインの過剰摂取により神経がたくさん刺激されることで、めまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、吐き気などが現れることがあります。(※8) コーヒーは適度に摂取すればよい効果が期待できますが、たくさん飲めばよいというものではありません。適量を守って摂り入れることが大切です。

一日あたりの適量は?

コーヒーのカフェイン量は、100mlあたり60mgなので、カップ1杯(150ml)に換算すると90mgという計算になります。(※9)カフェインが身体にもたらす影響については個人差が大きいため、一日あたりの明確な上限量は決められていません。 ただ、国際機関や欧米諸国からは、次のような目安が発表されています。

アメリカ

保健福祉省(DHHS)および農務省(USDA)から、「健康な大人であれば、一日あたりカップ3〜5杯。またはカフェイン400mgまで」という目安が発表されています。(※9)

ヨーロッパ

欧州食品安全機関(EFSA)は個人の体重をもとに、「3mg/kg」であれば緊急毒性の懸念はないと発表しています。例えば、体重が70kgの人であれば210mgのため、1回あたり200mg(2杯程度)の摂取なら大丈夫ということになりますね。(※9) また、一日あたりの量だと妊婦を除く大人で400mgまでの摂取であればリスクは増加しないとしています。(※9)

オーストラリア・ニュージーランド

ヨーロッパと同じく、「3mg/kg」を指標としていますが、1回ではなく一日あたりの摂取量目安として公表されています。(※9)
それぞれの発表を総合すると、一般的には一日あたり3〜4杯程度を目安にするのが良いでしょう。
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、不要不急の外出は控えましょう。食料品等の買い物の際は、人との距離を十分に空け、感染予防を心がけてください。
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