6. 肝臓について

肝臓の機能を示す指標のひとつに、γ-GTPがあります。γ-GTPは、肝臓に脂肪が蓄積していたり、アルコールを飲み過ぎていたりすると高い数値を示します。

ある実験では、習慣的にコーヒーを飲む人と、飲まない人が同じ量のアルコールを摂取した場合、習慣的にコーヒーを飲む人の方がγ-GTPが低いことがわかりました。また、コーヒーを習慣的に飲むと、肝臓に脂肪が蓄積するのを抑えるはらたきもあります。

肝機能が気になる方は、毎日の生活にコーヒーを摂り入れるのがおすすめですよ。(※12,13,14)

眠気を覚ます効果はどれくらいの時間もつ?

コーヒーに含まれるカフェインには、脳を覚醒させて眠気を覚ます作用があります。カフェインを摂取したあと、もっとも血中濃度が高くなるのは約30分後。眠気を覚まして業務に集中したいときは、その30分前を目安にコーヒーを飲みましょう。

また、体内でカフェインが代謝されて、血中濃度が半減するまでには4時間程度かかると言われています。就寝前にコーヒーを飲むと、カフェインの作用で睡眠を浅くするおそれがあるので、注意が必要ですよ。(※7,15)

コーヒーの飲み過ぎによるデメリット

体にとってうれしい作用がたくさんあるコーヒーですが、飲み過ぎは悪い影響を及ぼす可能性も。

コーヒーに含まれるカフェインは眠気を覚ましたり、体脂肪の分解を助ける消化酵素や、ホルモンの分泌を促したりする作用があります。一方で、摂り過ぎると中枢神経を過剰に刺激し、めまいや興奮、不眠が起きる原因になります。また、消化器官を刺激するため、吐き気や下痢を引き起こす可能性も。

コーヒーは適度な摂取を心がけて、飲み過ぎないようにしましょう。(※4,7,16)

一日あたりのコーヒーの適量は?

コーヒー1杯(100ml)あたりに含まれるカフェインは約60mgですが、一日あたりの適量はどれくらいなのでしょうか?

実は、日本国内では、明確な上限値は定められていません。カフェインに対する感受性は人によって異なり、体にもたらす影響は個人差があるためです。

一方で、国外ではカフェインの摂取量を、次のように定めている公的機関もあります。(※7,16)

アメリカ

アメリカの米国食品医薬品局(FDA)では、健康への悪影響がないカフェインの摂取量は、健康な大人の場合一日あたり400mgまでとしています。これは、コーヒーカップ1杯(150ml)に置き換えると、約4杯分にあたります。

しかし、薬を服用している方や、妊娠中の方などはカフェインの影響を受けやすくなる場合があるため、かかりつけ医に相談するよう勧められています。(※16)

ヨーロッパ

欧州食品安全機関(EFSA)では、1回あたりのカフェイン摂取量について、3mg/kg以内であれば急性毒性の危険はないとしています。例えば、体重が70kgの大人の場合、1回あたり200mg程度の摂取であれば、健康への懸念がないということです。

また、習慣的なカフェインの摂取は、一日あたり400mgまでは、健康のリスクが増加しないとしています。妊婦及び授乳婦の場合、胎児や乳児へ悪影響がないのは、一日あたり200mgまでです。(※16)
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、不要不急の外出は控えましょう。食料品等の買い物の際は、人との距離を十分に空け、感染予防を心がけてください。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
この記事に関するキーワード

編集部のおすすめ