ライター : 相羽 舞

管理栄養士

二日酔いのときにコーヒーを飲んで良い?

コーヒーに含まれるカフェインには、二日酔い対策に役立つ作用があるといわれています。そのため、二日酔いの症状によってはコーヒーを飲んでも問題ありません。

ただし、量や飲み方には気をつける必要があります。カフェインのどのような作用が二日酔い対策によいのか、具体的に見ていきましょう。(※1)

二日酔いにコーヒーが効果的と言われるワケ

ポイント

  1. カフェインには頭痛をやわらげる効果がある
  2. カフェインが肝臓の機能を助ける

カフェインには頭痛をやわらげる効果がある

アルコールが分解されてアセトアルデヒドになると、血管を拡張させて神経を圧迫するため、頭痛の原因になることも。

コーヒーに含まれるカフェインには、脳の血管を収縮させる作用があります。そのため、アルコールによる頭痛をやわらげるのに役立ちますよ。(※1,2,3)

コーヒーが肝臓の機能を助ける

コーヒーを飲んでいる人は、コーヒーを飲まない人よりも肝臓の機能の指標となる酵素の数値がよいことがわかっています。

肝臓でのアセトアルデヒドの分解が不十分であることが、二日酔いの原因のひとつになると考えられています。コーヒーを飲むことで、肝臓の機能を維持することにつながりますよ。(※4,5,6)

二日酔いに効果的なコーヒーの飲み方

カフェインの作用の現れ方には個人差があり、一日に摂取してよい量は設定されていません。しかし、カフェインの過剰摂取による健康への影響が懸念されるため、コーヒーを飲む量には注意が必要です。

また、カフェインは胃酸の分泌を促進するはたらきがあることから、二日酔いのときはコーヒーの飲み方にも気をつける必要があります。二日酔いのときにどのようにコーヒーを飲めば良いのか、ポイントを見ていきましょう。(※7,8)

ポイント

  1. 牛乳を入れて飲む
  2. 適度に砂糖を加える
  3. 飲み過ぎない

牛乳を入れて飲む

コーヒーに含まれるカフェインには胃酸の分泌を促すはたらきがあるため、二日酔いのときの胃には刺激が強すぎるおそれが。二日酔いの際に飲むコーヒーには、胃腸に負担をかけないよう、牛乳を入れるのがおすすめです。(※1,8,9)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ