ライター : 佐々木 梓

管理栄養士

妊産婦食アドバイザー、インナービューティーダイエットアドバイザー。医療機関の管理栄養士として、乳幼児から高齢者まで幅広い対象者に向けた食事カウンセリングをおこなう。料理教室…もっとみる

二日酔いの原因とは

アルコールの摂り過ぎ

アルコールを飲み過ぎたあとに起こる二日酔い。原因のひとつは「アセトアルデヒド」という物質です。アルコールが体内に吸収され、肝臓で分解されることででき、吐き気や動悸、頭痛などの要因になる成分。アルコールを摂りすぎると、肝臓が処理しきれずに増えたアセトアルデヒドにより、胃の不調や吐き気、胸やけ、頭痛などの症状が現れます。(※1)

アルコールの刺激による胃の不調

アルコールは胃の粘膜を刺激し、胃酸の分泌を促すことが特徴。アルコールを飲み過ぎると、胃痛を引き起こすことがあります。またアルコールは食道の運動を低下させる作用もあり、胃酸が逆流し炎症や胸やけの原因にも。特に空腹のときに飲んだり、度数の高いお酒をストレートで飲んだりすると胃への負担が大きくなります。(※2,3)

脱水

お酒を飲むと喉が潤うように感じるかもしれませんが、アルコールには利尿作用があり、実は脱水になりやすいのです。アルコールは体内に吸収されアセトアルデヒドとなり、さらに分解されて尿や汗、呼気などから排出されます。アセトアルデヒドの分解に関わる酵素のはたらきには水が必要です。また体内の水分が不足していると排出もされにくくなってしまい、二日酔いの原因となります。(※4)

二日酔いにコーヒーは効果的か

二日酔いのときにコーヒーを飲むと良いと言われるのは、カフェインが含まれていることにあります。カフェインは頭痛を緩和する作用がある成分です。コーヒーを飲むことで二日酔いによる症状のひとつである、頭痛を抑えるはたらきが期待されています。

しかし、カフェインの作用は個人差が大きいことが特徴。飲む量や体重、健康状態などによっても差があります。コーヒーを飲んだからといって、必ず二日酔いが治るとは言い切れないため注意しましょう。(※5,6,7)

二日酔いにはブラックコーヒーが良い?

二日酔いになっているときは、前日に飲んだアルコールの作用により、胃が荒れた状態。実はカフェインも、アルコールと同じく胃酸の分泌を促進する作用がある成分です。ブラックコーヒーを飲むことで胃の状態が悪化してしまうおそれがあります。胃の負担を減らすためにはブラックコーヒーよりも、牛乳を入れたカフェラテのほうがいいとされていますよ。(※2,6,8)
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、不要不急の外出は控えましょう。食料品等の買い物の際は、人との距離を十分に空け、感染予防を心がけてください。
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