カルシウムの吸収を促す「ビタミンD」

骨の健康にかかわるビタミンD。鯖には100gあたり5.1μg含まれています。

ビタミンDは、小腸でカルシウムの吸収を促進し、骨や歯の正常な発育を促します。そのため、不足すると骨がもろくなるおそれが。脂溶性ビタミンであるため、魚や卵など動物性食品からの摂取や、油で調理することにより吸収率が上がりますよ。(※1,8)

強い抗酸化作用をもつ「ビタミンE」

強い抗酸化作用をもつことで知られるビタミンE。鯖には100gあたり1.3mg含まれています。

ビタミンEは、生体膜の不飽和脂肪酸や脂溶性の成分を、酸化から守るはたらきがあります。過酸化脂質の生成を抑えるほか、老化対策にも役立つ栄養素です。(※1,9)

鯖(さば)の種類による栄養の違いはある?

カロリー糖質たんぱく質ビタミンB12ビタミンDビタミンE
まさば211kcal0.3g20.6g1.2mg13.0μg5.1μg1.3mg
ごまさば131kcal0.3g23.0g1.6mg13.0μg4.3μg1.2mg
ノルウェーさば295kcal0.4g17.2g0.9mg8.1μg10.0μg0.7mg
(※1,10,11)
※100gあたりで算出
比較してみると、栄養価に差があることがわかります。

カロリーとビタミンDはノルウェーさばが一番高い値となっています。たんぱく質と鉄はごまさばにもっとも多く含まれていますね。糖質量には、大きな差はありません。

鯖(さば)の加工品による違い

カロリー糖質たんぱく質ビタミンB12ビタミンDビタミンE
塩さば263kcal0.1g26.2g2.0mg7.1μg11.0μg0.5mg
しめさば292kcal1.7g18.6g1.1mg11.0μg8.0μg0.5mg
さば水煮缶174kcal0.2g20.9g1.6mg12.0μg11.0μg3.2mg
(※12,13,14)
※100gあたりで算出
加工品によっても、含まれる栄養に差があります。

しめさばには、糖質が多く含まれているのが特徴です。さばの水煮缶は一番カロリーが低く、ビタミンB12やビタミンEが豊富なことがわかります。

ほかの魚との違い

カロリー糖質たんぱく質ビタミンB12ビタミンDビタミンE
まさば211kcal0.3g20.6g1.2mg13.0μg5.1μg1.3mg
あじ112kcal0.1g19.7g0.6mg7.1μg8.9μg0.6mg
ぶり222kcal0.3g21.4g1.3mg3.8μg8.0μg2.0mg
さんま287kcal0.1g18.1g1.4mg16.0μg16.0μg1.7mg
(※1,15,16,17)
※100gあたりで算出
鯖とほかの魚を比較してみましょう。

カロリーやたんぱく質量、鉄、ビタミンEはぶりやさんまに比べると低いことがわかります。また、ビタミンDは比較項目のなかで一番低い値となっていますよ。あじより栄養価は高いですが、ぶりやさんまのほうが栄養素を多く含んでいることがわかりますね。

鯖(さば)の栄養を効率よく摂る方法

栄養を効率よく摂る方法

  1. 鯖の缶詰は汁ごと料理に使う
  2. ビタミンCと一緒に摂る
  3. 緑黄色野菜と一緒に摂る
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