目次
小見出しも全て表示
閉じる
醍醐味の意味とは
醍醐味の意味
- 食べ物や料理の最上の味わい、おいしいものを褒めて言う言葉
- 物事を深く知ることで分かる本当の面白さ
- 仏教用語「五味」に由来する。五味のなかでも最上のもの
日々の生活において耳にする「醍醐味」。なんとなくの意味は理解しているけれど、実際に言葉の使い方があっているのかと問われると自信のない人もいるはず。この記事では醍醐味の意味や由来、使い方を説明していきます。
なぜ「味」なの?「醍醐」とは
仏教用語の「五味」
醍醐味という言葉は、実は仏教と深いつながりがあると言われているんです。
仏教では牛のミルクを精製する過程を5段階に定め、「五味」と表していました。五味とは乳味(にゅうみ)・酪味(らくみ)・生酥味(しょうそみ)・熟酥味(じゅくそみ)・醍醐味の味のことを指しています。
※生蘇・熟蘇は「酥」の字で表されることも。
仏教では牛のミルクを精製する過程を5段階に定め、「五味」と表していました。五味とは乳味(にゅうみ)・酪味(らくみ)・生酥味(しょうそみ)・熟酥味(じゅくそみ)・醍醐味の味のことを指しています。
※生蘇・熟蘇は「酥」の字で表されることも。
最高の味わいを表す「醍醐」
そのなかでも醍醐は一番上質なものとされ、現在のヨーグルトやレアチーズ、バターなどの濃厚な味わいの食品だったそうです。
また、醍醐はサンスクリット語の「maṇḍa-sarpi(マンダ・サルピ)」や「sarpis- maṇḍa(サルピス・マンダ)」を翻訳した言葉でもあります。
醍醐の手前の状態「蘇」という古代の乳製品は、現代の牛乳消費レシピとして注目を集めているんですよ。
また、醍醐はサンスクリット語の「maṇḍa-sarpi(マンダ・サルピ)」や「sarpis- maṇḍa(サルピス・マンダ)」を翻訳した言葉でもあります。
醍醐の手前の状態「蘇」という古代の乳製品は、現代の牛乳消費レシピとして注目を集めているんですよ。
醍醐味の使い方
“〜の醍醐味”
「自分とは違う人の人生を垣間見たり、疑似体験できるのが読書の醍醐味だ。」
普段の私たちは、自分の人生で起こること、自分で見た風景のなかでしか生きることはできません。しかし読書は、自分以外の人の人生を知ったり、考えたりするきっかけを与えてくれます。この場合の醍醐味は、読書の一番面白いポイントを挙げるために使われています。
普段の私たちは、自分の人生で起こること、自分で見た風景のなかでしか生きることはできません。しかし読書は、自分以外の人の人生を知ったり、考えたりするきっかけを与えてくれます。この場合の醍醐味は、読書の一番面白いポイントを挙げるために使われています。
- 1
- 2
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
暮らしの人気ランキング