2. ゴムべらで混ぜながら、数十分煮詰めていきます。

Photo by akiyon

牛乳を温め始めてしばらくすると、プレートのまわりがフツフツとしてきます。その部分をゴムべらでこそげ取るように混ぜ、底の部分もまんべんなく丁寧に混ぜます。

初めのうちは牛乳の量も多くプレートから溢れやすいので、そっとゴムべらを動かします。このまましばらく気長に、ただひたすら混ぜながら煮詰めていきましょう。

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しばらくすると、表面に牛乳の膜ができ始めます。これらも集めながら、ゆっくりとかき混ぜます。

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加熱し始めてから30分ほど経つと、牛乳のかさも半分ほどに減ってきました。しかし牛乳はまだまだシャバシャバした状態。ほんとうに固まるのかわからずくじけそうになりますが、おおらかな気持ちで混ぜ続けましょう♪

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加熱し始めてから約50分。急に牛乳にとろみがついて煮詰まってきました。ここからは急いで、全体をこそげ取るように混ぜ合わせていきましょう。

3. クッキー生地くらいの固さになったら加熱終了!

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先が読めないまま煮詰めること約1時間。ようやく牛乳が固まってきました。しっとりとしたやわらかめのクッキー生地くらいになったら、加熱を終了します。

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あまり加熱しすぎるとボロボロとした状態になるので、しっとりとした状態のうちに加熱をやめましょう。生地を集めると、きれいにまとまりますよ。

4. ラップで包んで冷蔵庫で冷やし固めます。

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生地をひとまとめにしたらラップに包んで成形し、冷蔵庫で冷やし固めます。今回500ccでできた蘇の重さは70gほど。1時間もすればしっかりと固まりました。

ただ根気強く牛乳を煮詰めただけなのに、あの「蘇」が完成!あとは切り分けて、どんな味わいなのか確かめてみたいと思います♪

電子レンジで作る場合は注意が必要!

電子レンジで「蘇」を作る場合には、牛乳が沸騰しすぎて爆発することも。ラップをせずに低温で加熱し、数分おきに出して混ぜ合わせるなどの工程が必要です。作り方をよく調べながら、ヤケドなどに注意して作りましょう。

さっそく「蘇」を実食!気になる味わいは!?

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少し黄色味がかった「蘇」を切り分けて、いざ実食!ねっとりと歯にまとわりつくチーズのような食感で、濃厚なミルクの風味が印象的です。味つけをいっさいしていませんが、ほんのりとした甘みと少しの塩気を感じました。

コク深いシンプルなミルクの味わいがとても贅沢。古代の人々も、きっと一度食べたら忘れられなくなってしまったのではないでしょうか!?

「蘇」をおいしく食べよう!おすすめアレンジ3選

濃厚な風味ゆえに、食べ続けると飽きてしまう「蘇」。少しアレンジを加えて、いろいろなシーンで楽しみましょう♪

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