ライター : とも

子育てフードライター

むかごとは?

むかごとは、ヤマイモの葉の根元が肥大化した「肉芽(にくが)」のこと。流通量が少ないため、なじみがない方もいらっしゃるかもしれませんが、貴重な山の幸として昔から親しまれています。

クセのない食べやすい味は、さまざまな料理に活用できますよ。また、むかごはヤマイモの種芋としての役割も果たします。むかごを使えば比較的簡単にヤマイモを栽培することができるのです。

むかごを作るそのほかの植物

ヤマイモのほか、長芋やにんにく、自然薯、濃いオレンジの花に斑点がついたユリ科の「オニユリ」、ハート型の大きな葉をつける山芋「ニガカシュウ」などもむかごを作ります。とは言え、すべてのむかごが食べられるわけではありません。

なかでもニガカシュウのむかごは、苦みが強いためアクを抜かないと食べることができません。ヤマイモのむかごに比べて、ニガカシュウのむかごは表面がゴツゴツしているのが特徴です。

むかごの産地と旬の季節

主な産地

主な産地は青森県と北海道産。そのほか、長野県や群馬県、千葉県産などヤマイモの栽培が盛んな地域です。収穫量が少ないためそれほど多く流通していませんが、直売所や道の駅で見かけることも。通販で購入するのもおすすめですよ。

収穫時期

むかごの収穫時期は9月下旬~11月初め。ヤマイモの葉が黄色くなり、むかごを触ると簡単にとれる頃が完熟の目安です。

旬の季節

むかごは収穫してすぐに食べることができます。そのため、旬も9月下旬~11月初頃。なかでも完熟する10月~11月は風味が増しておいしいです。
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