ライター : muccinpurin

製菓衛生師 / 料理家

水だけでパスタができるってホント!?

Photo by muccinpurin

各国の珍しいアイテムがそろう業務スーパーで「お鍋ひとつでかんたんパスタ」と書かれたパスタを見つけました。 ソースが入ったフライパンに少し多めの水とパスタを加えて作る “ワンパンパスタ” は知られていますが、パッケージの作り方を見ると、なんと10分ほどでパスタが味わえる、と書いてあります。もし本当にそうなら、サッと済ませたいランチにぴったりですよね。 実際に、どんな風に作るか検証してみました♪

即席パスタ「トマト&チーズソースパスタ」 &「チーズソースパスタ」

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左「トマト&チーズソースパスタ」 右「チーズソースパスタ」各198円(税別)
レトルト食品よりもひとまわり大きい袋に入った即席パスタは、生めんが入っているかと思いきや、実際に袋を持ってみると、カサカサ……と乾燥した音が聞こえます。 パッケージには「下ゆで不要のパスタ入り」の文字。写真を見てみるとおいしそうなトマトソースやチーズソースが絡んでいることから、この小さな袋にパスタとソースが入っているようです。

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袋の封を開けてみると、なかからは乾燥したパスタと、カップスープのような粉末が混じったものが入っていました。なるほど、ソースも乾燥していたから、カサカサという音だったんですね。 ペンネは市販のものよりもやや小ぶりに見えますが、それも即席パスタの作り方に関係あるのでしょうか。さっそく、パッケージの説明通りに作ってみたいと思います!

水とともにフライパンで煮るだけ!

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水500ccを沸騰させたところに、即席パスタをひと袋加えます。 このまま中火にかけ、焦げ付かないように時々底からかき混ぜながら、10分ほど煮ていきます。

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時間が経つにつれて水分が飛び、ご覧のようにソースにとろみがついてきました。7~8分経つとパスタも膨らみ、鍋底につきやすくなってくるので、火元から離れずにしっかりとかき混ぜてくださいね。 パッケージの表示通り10分で一度味見をしてみましたが、まだパスタに芯が残っていました。水を200cc追加して、さらに3分ほど煮込むとちょうどいいアルデンテに。 作り方には、ふたについての記載はありませんでしたが、加熱し始めはふたをしたほうが水分が飛ばずにうまく火を通せそうな気がします。その際も、焦げ付きを防ぐために時々かき混ぜるのを忘れないでくださいね!

ほどよい酸味とまろやかさが絶妙!「トマト&チーズパスタ」

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ひと袋で2人前とありましたが、2人で分けるにはやや少なめな印象。メインではなく、サイドディッシュとして使うならシェアして楽しめそうです。 ゆでてからソースと和えるパスタに比べ、ソースの味がしっかりとパスタに染み込んでいます。むしろ、ちょっぴり濃い味なので、水分を多めに入れてスープパスタにするか、パンを添えるとちょうどいいかもしれません。 トマトの酸味がチーズのコクでうまく調和され、しっかりとパスタに絡んでいます。お好みで、ツナやベーコン、揚げたなすやブロッコリーをトッピングすると、彩りがよくなり、味のバランスも取れそうですね。

スープアレンジもおすすめ♪

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パスタが残ったら、水分を足して軽く煮込んでスープパスタにアレンジできます。 ソースの味がしっかりとしているので、粉チーズと塩こしょうで軽く味を調えるだけでおいしいスープに仕上がりますよ。

濃厚さがクセになる「チーズソースパスタ」

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「チーズソースパスタ」も作り方は同様ですが、こちらは12分ほどでちょうどいい固さにゆであがりました。基本は500ccの水を使いますが、足りない場合は様子を見ながら適宜追加してくださいね。 ペンネと比べて、ねじねじのフジッリタイプはソースの絡みがよく、濃厚なチーズソースをしっかりとまとっていて、これが絶品! 全体の味を引き締めるために、粗挽き黒胡椒を挽くとよりおいしくなるのでぜひ試してみてくださいね!
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