赤い大根の品種

レディサラダ

神奈川県三浦市の特産野菜として栽培されているレディサラダ。その名の通りサラダ向けに開発された品種で、表面の色はピンクや紫がかった紅色、果肉は真っ白です。重さは300~350gほどと小ぶりで、青首大根を小さくしたような形です。

レディサラダは表面の色を活かして、薄くスライスすると彩りになりますよ。ピリッとした辛さがあるので、浅漬けにしてもよいでしょう。

紅甘味大根(べにかんみだいこん)

紅甘味大根は(べにかんみだいこん)は、種苗メーカーが開発した品種です。葉元は濃い赤紫色で根元に向かって徐々に白っぽくなるのが特徴で、グラデーションがキレイな大根です。色が付いているのは表面だけで、果肉は白色。

青首大根より甘みがあり、生のままサラダにおすすめ。皮が薄いので、皮ごと食べることもできます。酸と反応するので酢の物や浅漬けにすると色鮮やかになりますよ。

紅くるり(べにくるり)

紅くるりは、表皮も果肉も赤い大根です。形は少しずんぐりしていて小ぶり。果肉のやわらかさとみずみずしさが特徴です。

肉質も赤い紅くるりは、その色を活かしてサラダや漬物にするときれいに仕上がります。煮物は味が染みるときれいな色に仕上がりませんが、焼いたり蒸したりするのは色を損ないません。

親田辛味大根(おやだからみだいこん)

親田辛味大根(おやだからみだいこん)とは、信州の大根のひとつ。長野県下伊那郡下條村の特産品です。見た目はかぶのような球形で、肉質は緻密。白色と赤色の種類があり、白いほうを「ごくらくがらみ」、赤いほうを「とやねがらみ」と言います。

青首大根と比べて4倍近くの辛味があるのが特徴。おろして、焼き魚やそばの薬味として楽しむのがおすすめです。

二十日大根(はつかだいこん)

二十日大根とは、別名ラディッシュとも呼ばれる原産地がヨーロッパの大根。一見、赤いミニかぶのように見えますが、葉の形から大根の一種だと分かります。二十日大根には、赤い球形のものだけでなく、細長く白いミニ大根のような形にものもありますよ。

カリッとしてみずみずしい二十日大根は、サラダやピクルスにすると彩りも食感も楽しめます。そのほか炒め物にしてもおいしいですよ。

花大根(はなだいこん)

大根は春頃に花を咲かせます。白と薄い紫色が混じった4枚の花びらからなる十字のかわいらしい花で、食べることが可能。大根のような風味と多少の辛味がありますよ。

花の蕾をいただく菜の花やブロッコリーなどほかのアブラナ科の野菜のように調理したり、エディブルフラワーとして飾りつけしたりもできます。サッとゆでてお浸しにしたり炒めたするとおいしいですよ。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ