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ワインセットでより深くワインを学ぼう
リカーセレクションに登場する飲み比べセットは、ソムリエ二次試験で過去に頻繁に出題されたぶどうの品種から、赤ワイン、白ワインそれぞれ3種ずつをセレクト。品種ごとに、フランスとニューワールドの違いを学べるセットになっています。
フランス×ニューワールドで学べる赤ワイン6本セット
【ピノ・ノワール】
<コラン・バロレ>「ブルゴーニュ ピノ・ノワール」(フランス)
<ウンドラーガ>「アリウェン レセルバ ピノ・ノワール」(チリ)
ピノ・ノワールの色調は、ラズベリーレッド。香りは赤系ベリーや花の香り、スワリング(ワイングラスをテーブルに置いたまま円を描くように静かに回すこと)すると樽の香りが開きます。味は綺麗な酸と、緻密できめ細かいタンニンが特徴です。
「酸が長く持続するのがフランス産、ややボリュームのある果実味がニューワールド産。その違いを判断していきましょう」
飲み比べのポイント
フランス産:持続性のある酸
ニューワールド産:ややボリュームのある果実味
【カベルネ・ソーヴィニョン】
<シャトー元詰>「シャトー・ラ・フレイネル」(フランス)
<スティムソン・エステート>「カベルネ・ソーヴィニョン」(アメリカ)
カベルネ・ソーヴィニョンの色調はダークチェリーレッド。特に、年代の若いワインは紫のニュアンスが強くなります。香りは黒系ベリーや、樽香、スパイス香といった複雑さも。渋みが印象的で、骨格がしっかりとした味わいです。
「香りを取ったときに、フランス産はより重厚で樽香・スパイス香が強く、ニューワールド産は果実香のほうが豊かなので、そこで判断します」
飲み比べるときの味わいのポイント
フランス産:重厚な樽香・スパイス香
ニューワールド産:果実香が豊か
【シラー】
<ポール・ジャブレ・エネ>「シラー」(フランス)
<ローガン・ワインズ>「ウィマーラ シラーズ/ヴィオニエ」(オーストラリア)
色調はより黒みの強いダークチェリーレッド。香りはベリーや針葉樹などといわれますが、ほんのりと肉を思わせるような個性的なアロマもあります。味わいは凝縮されたタンニンが感じられますが、酸もしっかりしているため、全体的に引き締まった印象を受けます。
「アタックから産地の個性を感じ取れるはず。フランス産はスパイシーでエレガント、ニューワールド産はパワフルでリッチな味わいです」
飲み比べるときの味わいのポイント
フランス産:スパイシーでエレガントな飲み口
ニューワールド産:パワフルでリッチな味わい
香りがキーポイント! 嗅覚を研ぎ澄ませて比較する白ワイン6本セット
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