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名門「レコール・デュ・ヴァン」の講師が教えるテイスティングの基本
この記事は、三越伊勢丹が運営する、「FOODIE」の提供でお送りします。
もっとワインに詳しくなりたい……と思っても、奥が深いワインの世界。何から、どうやって勉強を始めてよいかわからないというのが正直なところ。そこで今回、ワインスクールの名門「レコール・デュ・ヴァン」で講師を務める塩入早苗さんに、テイスティングの基本について教えてもらいました。
2019年秋に伊勢丹新宿店のリカーセレクションに登場する、ソムリエ試験対策もできる本格的なワイン飲み比べセットは伊勢丹新宿店バイヤーとレコール・デュ・ヴァン担当者で監修しております。
同セットは10月に行われる日本ソムリエ協会認定試験の二次試験対策を意識していますが、ワインについて学びたいと考えている人であれば誰にでもおすすめしたい“教材”でもあるのだそう。
「ソムリエの二次試験に頻出のぶどう品種を、赤と白それぞれ3種類ずつチョイスしました。これで品種や国別の特徴がとらえられるはずです」
ワインを開ける前に、テイスティングの基本からレッスン開始です。
選び方から味わい方まで。テイスティング基本の「き」
ワイン選びはテーマ決めが重要
いざ飲み比べをしようと思っても、闇雲にワインを選んでは比較になりません。テイスティング用のワインは「ぶどうの品種の特徴を知る」「産地ごとの味わいを比べる」などテーマを決めてセレクトするのがおすすめだそう。
「まずは品種の個性を学びます。最初は定番の種類からスタートしましょう。白はシャルドネとソーヴィニヨン・ブラン、赤はピノ・ノワールやカベルネ・ソーヴィニヨンなどが代表的。
また、シャルドネはアメリカ、ソーヴィニヨン・ブランはニュージーランド、ピノ・ノワールはフランス、カベルネ・ソーヴィニョンはニューワールド(ワイン生産の歴史が新しいアメリカやオーストラリア、ニュージーランド、チリなど)産のものがわかりやすい特徴を持っているので、最初のチョイスには最適です」
さらに産地ごとのワインの特性をつかみたいなら、同じぶどう品種で産地の異なるものを選んで比較します。ワインが決まったら、次はテイスティングです。
テイスティングは目→鼻→舌のスリーステップ
味わいだけでなく、見た目と香りもワインには重要な要素。テイスティングには基本のステップがあり、目、鼻、舌をフルに使ってワインを見極めます。
ステップ1:見た目をチェック!
「正しい色調を見るために、テイスティングは明るいところで行います。なるべく白をバックにするとよいでしょう。色の濃さ、輝きに注目します。ワインは1種類でもOKですが、ふたつのワインを比較することで、それぞれのワインの特徴が一層よくわかります」
ステップ2:香りをチェック!
「グラスに鼻を近づけて、まずは主体となる香りとボリューム感を確認。その後、細かいニュアンスをフルーツなどに喩えていきます」
ステップ3:味わいをチェック!
「味わいにおけるチェックポイントは、第一印象(アタック)が重要。口に含んだ直後のボリューム感、酸味、果実の凝縮感、アルコール感などを感じ取りましょう。ロゼや赤ワインについては、渋みのチェックも行います」
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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