おいしく淹れるポイント

茶葉の量

茶葉は1杯(200ml)あたり4gが目安です。4gというと、ティースプーン山盛り2杯程度。厳密に量る必要はありません。だいたいこの程度、という量でOKです。 茶葉の量はふつうの緑茶や紅茶と同じなので覚えやすいのではないでしょうか。何人分淹れるかによって量を調整してくださいね。

お湯の温度

玄米茶の淹れ方はほうじ茶と同じです。お湯の温度は95℃が適温とされています。これらのお茶は香りを楽しむお茶なので、できるだけ高温で抽出するのがいいとされているのです。 ふつうの緑茶(高級煎茶)であればもう少し低い温度の80℃程度が適温とされ、玉露になるともっと低い60℃でいいのですが、これらは香りというより甘みを引き出すお茶。 香ばしさを味わう玄米茶は、紅茶のように高温でサッと茶葉を開き抽出するのがおいしく淹れるコツです。

抽出時間は短く

紅茶と違うのは、抽出時間が30秒でいいというところです。玄米茶は炒った玄米が入っているので、あまり長く待ちすぎると玄米がふやけてお茶がトロッとした感じになってしまうのです。それを避けるためにも30秒経ったら湯飲みにすぐ注いでしまいましょう。 ただ、トロッとした感じは好みによります。それが好きな方はちょっと抽出時間を長くしてもいいですね。

玄米の種類と抹茶入り玄米茶

炒り玄米

玄米茶に入っている玄米のうち、より香ばしいのは炒った玄米です。きつね色になるまで炒られた玄米が香りの良さを左右すると言ってもいいでしょう。この炒り玄米が多く入っている玄米茶は質のいい玄米茶です。

爆ぜた玄米

炒り玄米と混ざって入っているのがポップコーンのように爆ぜた玄米です。炒り玄米と合わせて「玄米あられ」と呼ばれます。香りはこちらのほうが少なく、そのため爆ぜた玄米が多い玄米茶は炒り玄米が多い玄米茶に比べると質では劣るといわれています。爆ぜた玄米のみの玄米茶もありますね。

抹茶入り玄米茶

抹茶入り玄米茶は、茶葉に抹茶が入っているので短い抽出時間でも鮮やかな緑色のお茶になります。玄米茶はさっぱりした口当たりが特徴ですが、抹茶が入ったものはお茶の香りも濃く出るのがポイントです。
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