次郎柿との違いは?

次郎柿も完全甘柿で、原木が静岡にあり指定天然記念物として登録されています。見た目には若干の違いがあり、四角いような形は一緒なのですが、次郎柿には底から側面に浅いくぼみがあるものが多く見られます。食感の違いが大きく、次郎柿は酸味こそないものの、果肉は果汁が少なく堅めでシャキシャキとした歯応えがあります。 同じ完全甘柿で、見た目も似ていることからよく比較される両者ですが、食べてみるとその違いははっきりとするはずです。

収穫時期や食べごろは?

富有柿の収穫は10月下旬から12月中旬頃まで行われますが、収穫後そのまま日を待たずして出荷されるものと、冷蔵で貯蔵して12月から2月頃に出荷されるものがあります。11月頃が出荷の最盛期で、食べごろは収穫時期である10月下旬から12月下旬と言えるでしょう。

食べごろの見分け方

ヘタはみどり色がきれいなもので、実とぴったりとくっついてなるべく隙間のないものを選ぶようにしましょう。隙間が空いているとそこから虫が入ってしまい、傷んでしまうことがあるようです。色は全体にムラなく均一で、ヘタの近くまでしっかりと色づいたものがよいでしょう。持ってみてずっしりと重いものは実がしっかりと詰まっているサインですよ。

柿の最適な保存方法

常温で2日前後でやわらかくなりますが、パリッとした硬めのものが好きな方や日持ちさせたい方は、乾燥しないようにラップやポリ袋で包んで、冷蔵庫の野菜室でヘタを下にして保存するようにします。 すでにやわらかくなっているものは、ヘタを下にして冷蔵保存で早めに食べ切るのがいいですよ。ヘタにはティッシュペーパーやキッチンペーパーを折りたたんで水を含ませたものを当てておくのがおすすめです。

好みの硬さにコントロール♪

よく食べるのに意外と知らないことが多い富有柿。何気なく選んだ柿がとってもおいしいことがありますが、きっと富有柿だったんですね。 柿はほっておくとすぐにやわらかくなってしまいますので保存も大切。パリッとした硬めの食感とさらっとした甘みが好きな方、濃厚な甘みでじゅるりとしたやわらかいものが好きな方、それぞれの好みに合わせて上手に保存してくださいね。長期保存なら2から3週間は持ちますよ♪
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