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色彩豊かな九谷焼の世界へようこそ!
焼き物に詳しくない人でも一度は聞いたことのある「九谷焼」。石川県南部地方(金沢市・小松市・加賀市・能美市)で生産されている陶磁器は、色鮮やかな色彩と大胆な絵付けが魅力的です。
九谷焼には陶器と磁器の2種類があります。それぞれに性質が異なりますが、それぞれにいいところがあるというのも、九谷焼の魅力のひとつと言えるのではないでしょうか。
さらに九谷焼の最大の魅力と言えば上絵付けです。本焼きのあとに絵を付け、さらに800℃前後で焼き直します。その際、熱を加えたことで流れてできた、その模様が作品の味となり美しい仕上がりとなるんですよ。
上絵付けを九谷でしたものを「九谷焼」と呼べるというくらい、九谷焼を語るのに上絵付けは大変重要な工程であるのです。
九谷焼の歴史とは?
350年もの歴史がある九谷焼。1655年、当時有田地方で陶技を学んでいた後藤才次郎が、加賀藩の命により九谷村の地で開窯したのが始まりと言われています。100年でその窯は閉鎖となりますが、その100年の間に焼かれたものを現在では「古九谷」と呼ばれているのです。
窯が廃窯となってから100年後、古九谷再興の動きがあり再び九谷焼の歴史が始まりました。今では、宮内庁より海外の著名人への贈答品(逸品)としてその名を轟かせています。
九谷焼の特徴はいくつもある!
その1:色彩が魅力的
九谷焼の工程では、素焼きのあとの工程でおこなわれる「下絵付け」という工程があります。
「呉須(ごす)」と呼ばれる顔料で、まず線(絵)を描きます(骨描き)。そして「施釉」・「本焼き」という工程を経て「上絵付け」と呼ばれる工程に移ります。ほとんどの九谷焼がこの段階を踏んでいるんですよ♪
本焼きとは、釉薬の上に顔料で模様を描き、それを再度焼く技法を言います。九谷焼の特徴である“五彩手”は「赤・黄・緑・紫・紺青」の色彩を使っていることから、そう呼ばれています。
その2:大胆な柄の魅力にハマる
九谷焼の特徴でもある大胆な絵図柄。花鳥、山水、風物などまるで絵画のようなものを描いた作品が多くあります。
また、文様には幾何学模様などを拓みに併用した作品などもあるんですよ。あるいは、素地を色で塗りつぶした青手(塗りつぶし手)は、古九谷焼独特の作風になります♪
その3:個性豊かな窯元たち
窯元によって個性が全く違うというのも九谷焼の特徴でもあります。
吉田屋風ですと、赤を全く使わない「青九谷」が特徴であり、飯田屋風ですと赤色の細い線で描いた図中に随所に金彩を施した「赤九谷」が有名です。
ほかにも、赤色の素地に人物を描いた木米風(もくべいふう)や、明治以降に一世を風靡した西洋文化を取り入れた作風の庄三風(しょうざふう)、上記の写真のような細かい青色の点を並べる技法を使った青粒などさまざま。
そのひとつひとつが大変魅力的であり、九谷焼が個性豊かであることがわかりますよね♪
九谷焼のお茶碗3選
1. うさぎ柄のお茶碗
ITEM
九谷焼 ご飯茶碗 うさぎ
¥14,300
サイズ:直径11.4×高さ5.5cm
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サイズは直径11.4×高さ5.5cmと、手のひらにすっぽり収まる形が特徴。うさぎの絵柄は女性からもお子さんからも人気があります。うさぎが月に向かって飛び跳ねる作品は代表的な図柄で、ご飯を食べるのが楽しくなりそうです♪
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