ライター : macaroni 編集部

沖縄のソウルフード・タコライスとは?

タコライスの歴史や発祥は?

「タコライス」とは、「タコ(タコス)」+「ライス」という名前があらわしているように、タコスの具材をご飯の上にのせた料理です。

そもそも、メキシコ料理である「タコス」とは、スパイシーな味付けの挽き肉と、野菜、チーズなどを、「トルティーヤ」と呼ばれるとうもろこしを薄くのばして焼いた生地に包んで食べる料理。アメリカの統治下にあった沖縄には、米軍によってタコスが持ち込まれたと考えられています。

一方「タコライス」は、沖縄が発祥とされる食べ物。1980年代はじめ、沖縄中部の米軍基地「キャンプ・ハンセン」の周辺にあった飲食店「パーラー千里」の店主が生み出したオリジナル料理なのです。当時、お金に余裕がなかった米兵たちに、リーズナブルでおなかがいいっぱいになる料理を提供したいという思いから開発されたメニューなんだとか。

タコライスの具材は何が入っている?

一般的に、タコライスは少しピリ辛な味わいが特徴です。使用する具材は、合い挽き肉、玉ねぎ、チリパウダー、アボカド、レタス、トマト、ご飯、ブラックペッパーなど。

合い挽き肉は、玉ねぎやスパイスとともに炒めて味付けし「タコミート」と呼ばれるメインの具材にします。そこに食べやすくカットしたお野菜を合わせて、ご飯の上にトッピング。ウスターソースやトマトケチャップで作ったソースをかけて、お好みでトルティーヤチップスを散らして食べます。チリパウダーを加えることで風味も豊かになり、ピリリとした辛さがプラスされますよ。

そのおいしさから、米兵だけでなく地元の人や観光客にも愛されるようになり、今では全国各地で専門店ができるほどの人気を得ています。沖縄では学校給食にも登場するほど、ソウルフードとして親しまれているんですよ。

タコライスの人気レシピ、低カロリーレシピ

Photo by macaroni

タコライスを家で作ろう!人気レシピと低カロリーレシピをお届けします。チリパウダーやスイートチリソースで本格的な味わいに仕上げたり、お家にある材料や市販ソースで手軽に作ったりできますよ。

ヘルシーなタコライスは、合びき肉を鶏ひき肉、豆腐、しめじに置き換えたもの。通常にものに引けを取らないおいしさなので、健康的に食べたいときにおすすめです。

沖縄のおすすめタコライス店5選

1. タコライス発祥の店「キングタコス」(金武)

Photo by @veggie_queen_

タコライスの発祥の店「パーラー千里」の系列店である「KING TACOS(キングタコス)」。沖縄県内各地に店舗があり、地元では「キンタコ」という愛称で親しまれています。どの店舗も、週末となると行列ができる人気店です。

店舗によって、イートインが可能か、テイクアウトのみかが分かれますので、事前に確認されることをおすすめします。「金武本店」はイートインが可能です。

タコライス チーズ・野菜

Photo by @moe.okinawavegan0427

700円(税込)
たっぷりのご飯に、タコミートとチーズ、レタスがあふれんばかりにのった人気メニュー。濃いめのしっかりとした味付けの挽き肉と、チーズの旨味がよく合います。レタスと混ぜ合わせて食べることで、意外とあっさりいただけます。

ボリューム満点なので、おなかをペコペコにして訪れるのがおすすめです!
店舗情報

2. ファストフード感覚でおしゃれに「ルーラーズタコライス」(那覇・おもろまち)

那覇市内にある、おしゃれカフェのようなタコライス専門店。ゆいレール「おもろまち駅」から徒歩5分、アクセスしやすい立地です。駐車場もあるので、レンタカーを利用している方も安心ですね。

那覇市内の「真嘉比店(まかび店)」のほか、少し北上した場所に「真栄原(まえはら)本店」もあります。観光プランに合わせて選んでみてはいかがでしょう。
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