「ベスト・オブ・ベスト」のみを厳選

蒸留する際に、初めてすぐは雑味を感じられる成分が混ざっています。蒸留が終わりに近づいてくると、必要な成分はすべて抽出し終えており、混ぜてしまうと雑味が出てしまいます。そのため、前後を抜いた中間部分をウイスキーの原酒として、熟成に回します。この中間部分を「ハート」と呼び、マッカランの場合はなんと16%しか使わないのだそう。それだけ品質にこだわった作り方をしているんですね。

無着色による自然な色合い

きれいな琥珀色をしたあのウイスキーの色は、実は無着色。そのこだわりを徹底して守っています。選び抜いたシェリー樽で熟成させることで、しっかりと香りを含んだウイスキーに成長。とっておきの一本に進化します。

樽へのこだわり

マッカランの樽へのこだわりは突き抜けています。熟成に使うシェリーオーク樽は一度シェリーメーカーに貸し出し、シェリーの香りが移った状態で使用するこだわりよう。マッカランの求める味に近づけるためには手間を惜しまないんですね。

妥協なき職人の心

これら5つのこだわりを見極めるのは、すべて職人の経験とカンによるもの。蒸留〜熟成まで、それぞれの「ベスト・オブ・ベスト」を見極めるその感覚は、「マッカランを楽しんでもらいたい」という気持ちの現れと言えそうですね。

ファインオークとシェリーオークについて

マッカランには複数の種類がありますが、既存のシリーズはシェリーオーク、ファインオークといいいます。それぞれ、どのような意味を持っているのでしょうか。

シェリーオークとは

シェリーオークの特徴は、シェリー酒を作った樽で熟成させていることです。その樽を使用することで、マッカランにはシェリー酒の香りが移り、ドライフルーツのようなスパイシーさを感じることができます。重厚感と深みを感じられる、豊かな味わいです。
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