ゆでたパスタはソースを絡めた保存がおすすめ

一度ゆでたパスタは、パスタソースを絡めてから保存するのがおすすめ。パスタの味付けにはオイルやバターなどの油分を使用することが多いため、全体をきれいにコーティングしてくれます。パスタから水分が逃げるのを防ぎ、食感も損なわれませんよ。また、食べる際も電子レンジで加熱すればおいしく食べられるため、調理時間の短縮にもなります。

腐っていないか確認するには?

パスタは保存方法を誤ると、劣化したり腐ったりするおそれがあります。調理済みのパスタを冷凍保存した場合は、保存期間内であっても状態を見極めることが大切。以下のような場合は、食べるのをやめて処分しましょう。

・ゆで上がった状態に比べ、はるかにネバネバしている
・レモン果汁や酢などを使っていないのに酸っぱい匂いがする、または食べたときに酸っぱい味がする
・パスタに触れると糸を引く
・カビが生えている


乾麺パスタの場合、虫がわくとパスタに穴が開いたり粉が落ちていたりします。また、購入したときに比べて明らかにパスタの色が濃くなっている場合は、カビが生えているおそれもありますよ。このような場合も、食べずにすべて処分してくださいね。

パスタケースの選び方

パスタは、ひと袋350g〜1kg程度の容量のものが多く、一度で使い切れないことが多いのではないでしょうか。残ったパスタを、袋のままで保存するのはおすすめしません。と言うのも、パスタは直射日光や湿気に弱いため、一旦封を開けると湿気が入り虫が付いたりカビが生えたりするおそれがあるから。

さらに、袋はパスタの長さギリギリなので封をしにくく、袋からパスタが出やすいのも難点。そのうえ、乾麺は湿気や臭いを吸いやすい特徴があり、風味や香りが落ちてしまいますよ。

また、パスタは折れやすいので、袋のまま収納するとなると意外と気を遣うもの。横置きにすると場所を取り、重ねると折れることもあるでしょう。これらの理由から、パスタは密封できる保存容器や専用のパスタケースに保管することをおすすめします。

素材

パスタケースを選ぶなら、まずは素材をチェックしましょう。パスタケースの素材は、プラスチックやガラス、樹脂などさまざま。それぞれの特徴を見て、自分に合う素材を選んでくださいね。

ポリプロピレン製

パスタケースは、ポリプロピレン製のものが多いです。強度が強く耐久性があり、軽量なのがメリット。吸湿性がないため、湿気に弱いパスタの保管にうってつけですよ。耐熱性にもすぐれているので、キッチンまわりに収納する方にぴったり。

ガラス製

おしゃれな製品が多いガラス製は、キッチンのインテリアにもなります。耐久性があり、臭いを吸収しやすいパスタへの臭い移りを防いでくれますよ。ただ、ガラス製は重量があるものが多いため、出し入れが億劫になることも。また、落とすと割れてしまうので、丁寧に扱う必要がありますね。
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