フォークとナイフで貝類を食べる方法

「手を使っていいのかわからない」「手を汚したくない」など、フォークとナイフで食べる必要がある場面も。そんな場合は、フォークで殻を押さえて、ナイフで中身を取り出すようにしましょう

殻付き・頭付きのえびをフォーク・ナイフで食べる方法

殻付き・頭付きのえびは、まずはフォークとナイフで頭を切り落とし、次に胴体から脚を切り離しましょう。あとは節の間を切り、身と殻の間にナイフを差し込んで殻を外します

もちろん、これ以外にもさまざまな食べ方が存在するので、自分に合った方法を試してみるといいでしょう。

イタリアでスプーンを使うのは子どもだけ

地域により使うところもありますが、一般的にイタリアではスパゲティを食べるときにスプーンを使いません。スプーンを使うのは、フォーク一本で上手にパスタを食べられない子どもだけなんだとか!

スプーンを使うのは「大人なのにフォークを上手に使えない」というちょっと恥ずかしい感覚のようです。日本人が「箸をきれいに持てないと恥ずかしい」と考えるのと似ていますね。

17世紀頃は手づかみだった!

スプーンを使わないどころの騒ぎではありません。なんと、17世紀頃のイタリアでは、庶民はパスタを手づかみで食べていたそうです。

イタリア・ナポリの伝統的なスパゲティ「ヴォイエロ」のパッケージには、手づかみでスパゲティを食べているピエロの姿がプリントされています。 当時のナポリで、スパゲティはファストフードとして食べられていました。

路上に置かれた大きな釜でゆでたスパゲティを、誰もが気軽に手づかみで食べる。日本の伝統的なファストフード「寿司」とどこか似ていますね。

なぜ日本ではスプーンを使うの?

フォークとスプーンを使ってスパゲティを食べるのは、1930年以降にアメリカから日本へ入り、広まった文化だと考えられています。「食べやすい」という理由でアメリカで使われるようになり、日本でも広まったんですね。

最近では、日本でも高級レストランを中心に、スパゲティ用にスプーンを出さず、フォークだけを提供するお店が増えています。テーブルの上にスプーンが出ていたとしても、それは魚料理やスープ用である可能性が高いといえます。

とはいえ、必要な場合はスパゲティ用のスプーンを頼めば用意してくれるはずなので、遠慮せずに声をかけてみてくださいね。

日本ではスパゲティに箸も使う

和風の味わいのパスタで人気な「洋麺屋五右衛門」では、「本場イタリアの食材を使っているが、イタリア料理ではない、日本生まれの日本のスパゲッティー」として、お箸で食べることをすすめています。確かに、日本人にとって馴染み深いお箸で食べられると安心しますね。しかし、お蕎麦やうどんのようにすすってしまわないかちょっと心配でもあります。
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