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はりはり鍋ってどんな鍋?
はりはり鍋は、豚の薄切り肉を加えた鰹だしに水菜をたっぷり加えた、関西発祥のお鍋。あっさりした鰹ベースの出汁に脂が溶け出し、深いコクが生まれます。じんわりとした豚肉の旨味と水菜のシャキシャキしたほろ苦さがあとひくおいしさです。
「はりはり鍋」の名前の由来
豚肉が主役のはりはり鍋ですが、なくてはならない名脇役が水菜。水菜のシャキシャキした食感や、見た目のみずみずしくハリのある様子を「ハリハリ」と表現し、はりはり鍋と言われるようになりました。はりはり鍋を作るときは、水菜のシャキシャキ感を損なわないよう煮過ぎないで食べるのがポイントです。
はりはり鍋と鯨食の歴史
はりはり鍋の主役は本来クジラのお肉。かつて安価で手に入りやすかった鯨肉は昭和の学校給食でもおなじみでした。歴史をさかのぼると縄文時代から続く下町の鯨食文化で、お肉のほか骨は装飾品、油は燃料として捨てるところがなかったとか。
「はりはり鍋」発祥の地
はりはり鍋の発祥は、捕鯨が盛んだった和歌山県の太地や、太地で捕れたクジラが持ち込まれた大阪、太地から移り住んだ人が捕鯨を始めた高知とも言われています。豚肉に置き換わってもなお、発祥の地ではクジラのはりはり鍋が食べられます。
クジラのはりはり鍋に使うお肉
主に使われるのはクジラの背びれ付近にある、「本皮」と呼ばれる皮目の部位。苦みのある水菜は、クジラ独特のクセを抑え、クジラからでる出汁ととても相性が良い食材として好まれていたようです。
はりはり鍋の作り方
豚肉と水菜が主役とお話しましたが、もちろんお鍋なのでお好みの具材を加えてOK!野菜もたくさん食べられて、調理時間30分というのも嬉しいレシピですね。水菜は必ず煮込んだあとに加えて、“はりはり”感を楽しみましょう!
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