山わさびの栄養

山わさびのカロリーは大さじ1杯で18Kcal。ビタミン・ミネラルの中ではビタミンCやモリブデンの割合が多く食物繊維も豊富です。さらにカリウムやカルシウムが多く女性に嬉しい成分が詰まっています。ではこれらの栄養成分が私たちの体にどのような効能をもたらすか、ご紹介します。

山わさびの効果効能

抗菌作用

山わさびの辛みを出している成分アリルイソチオシアネートには、高い抗菌作用があります。体内に混入してきた大腸菌や黄色ブドウ球菌、そのほかには腸炎ビブリオなどの食中毒菌の増殖を抑えてくれる役目を担っています。お寿司にはわさびが始めから入っていたり、お刺身にわさびをつける習慣は、ただおいしいからだけでなく食中毒予防の意味もあるのですね。

解毒効果

がんの原因の1つに食物を焼いたときに出る「焦げ」がよくないとされていますが、山わさびにはその焦げ物質を分解する働きから、がん予防の1つとして取り上げられています。 また、山わさびの辛み成分が、強い発がん物質と言われている「アフラトキシン」を無毒化できる成分「グルコシノレート」を含んでいることから、解毒効果が高いとされています。健康食品やサプリなどの応用へ期待されている食品です。

血流改善

山わさびをすることで発生する「スルフィニル」という成分は血流の改善に効果があり、血液が固まることを防ぎます。さらに血流が良くなることでデトックス効果も期待でき、美肌効果や若返り効果もあります。

むくみ解消

山わさびに多く含まれるカリウムは、むくみの原因となるナトリウムを体外に排出するのを助ける働きがあります。ナトリウムが排出されると、体にたまった余分な水分を取り除き、むくみが改善します。さらにカリウムは生食で摂取すると効果が大きく、山わさびのほとんどは生食のため、効果的に摂取できます。
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