「Satsuma(サツマ)」は明治時代の米国大使夫人のひと言がきっかけ

ほかにも、温州みかんは英語でサツマと呼ばれることがありますそれはなぜでしょうか? 諸説あるのですが、面白い説を2つ。かつて、薩英戦争が勃発しイギリスは薩摩に敗北しました。その際の和平交渉で、薩摩藩が英国に温州みかんを輸出する事を約束させたことに由来していると言う説。そして、明治時代初頭、時のアメリカの駐日大使夫人が温州みかんの味にほれ込み、薩摩にて温州みかんの苗木を買ってアメリカに送ったことが由来とされる説です。 薩摩藩は当時、海外に向けて独自の売り込みをしていました。みかんがサツマと呼ばれるのは、この名残からなのでしょう。

おわりに

知っているようで知らなかったみかんについてのあれこれ、いかがでしたか?日本を代表する果物が、世界でも名が違えど愛され、食べられているのはなんだかうれしいですね。今年の冬はこたつでみかんを食べながら、遠い昔や異国に思いをはせてみるのも楽しいのではないでしょうか。
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