水菓子の正しい意味は?

「水菓子」には3つも意味があるとご紹介しました。この中で、どれが正解なのでしょうか? 「水菓子」という言葉の歴史から考えると、正解は「くだもの」だと言えます。大辞林などの辞書にも、「くだもの」の意味で載っているんですよ。もしかしたら、おばあちゃん世代が使っているのを聞いたことがあるかもしれませんね。言葉の由来まで理解して使っていると、粋でかっこいいですよね。 では、水分を多く含む水羊羹などのお菓子は、なんと呼ぶのが正解なのでしょうか。答えは「生菓子」です。洋菓子の中では、ケーキなども「洋生菓子」と呼びます。水分が多く、賞味期限も短い生菓子。冷蔵庫で保存して、早めにおいしく味わいましょう。

ちなみに「スイーツ」は?

水菓子を含む「お菓子」という言葉の分類についてご紹介しましたが、「スイーツ」という言葉もあります。こちらは、洋菓子や和菓子など、甘いものすべてをひっくるめて指す言葉です。生クリームなどを使った洋菓子寄りの和菓子のことを「和スイーツ」と呼ぶこともありますね。 「デザート」という言葉もありますが、こちらは食後に食べるスイーツのことを指します。食事の中で不足していたビタミンなどの栄養素を補うために食べるフルーツのことを指しますが、食後に食べるお菓子のこともデザートと呼びますよね。

水菓子を味わって夏を乗り切ろう

「言葉は生き物」とよく言いますが、「水菓子」という言葉の意味も、時代によって変化してきたことがわかりました。辞書に載っている意味も、水分量の多いお菓子が「くだもの」を追い抜く日が近いかもしれませんね。 間もなくお盆がきます。お供え物を選ぶときに、「水菓子なんてどうかな」とさらっと使えるとかっこいいですよ!「水」という文字が入っているからか、さらにみずみずしく、涼しげに感じられませんか?
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