ライター : 千葉よう

酒仙女子 / webライター

キャベツが高い理由は?

Photo by 稲吉永恵

生食から加熱までさまざまな食べ方ができるキャベツ。収穫の季節によって食感や甘さが異なるため、旬の味わいが楽しめる野菜です。1年中、いつでも買えるので常備しておけば便利ですよね。

しかし、キャベツの値段が乱高下しており、高い時期に購入をためらったことはありませんか?そこで本記事では、キャベツの値段が高い理由や今後の動向を徹底解説します。価格高騰に疑問を持っている方やキャベツ好きの方はぜひ、ご一読くださいね。

キャベツの価格が高騰する主な3つの理由

キャベツの価格が高騰する主な理由は、以下の3つです。

高騰の主な理由3つ

  1. 気候変動により生産量が安定しないため
  2. 輸送コストが増加しているため
  3. 作付面積が少なくなっているため

1. 気候変動による不安定な生産量

価格高騰の理由には、気候変動による生産量の不安定さが挙げられます。

キャベツは15〜20℃前後の冷涼な気候で育つ野菜です。育て方は、自然の力を直接受けて育てる露地栽培が主流となっています。しかし、近年は異常気象が続いており、夏と秋の高温に加えて雨不足による干ばつも発生し、キャベツの成長に影響が出ているのです。

このような背景から品質不良が相次ぎ、出荷量が低下した結果、価格が高騰しています。

2. 輸送コストの高騰

気候変動に加えて、輸送コストの上昇も関係があります。輸送コストとは、物流コストの半数以上を占める人件費、燃料費、車両費などです。

物流業界の働き方改革により、キャベツなどの野菜の配送スピードが低下し、産地から都市への輸送がボトルネックになっています。(※1)

また、生産にかかわる肥料、燃料、資材費、人件費なども上昇傾向。農業の生産コストも全体的に上がっているのです。

3. 作付面積の減少による影響

作付面積の減少も、キャベツの価格が高騰する理由です。キャベツは気候変動により収穫量が左右され、供給過多による価格の下落、不作による価格の高騰といった経営リスクがある農作物です。

ほかの野菜と比較して単価が安く利益が出にくいため、作付面積を減らす農家も増加しています。(※2)

さらに、農業従事者の高齢化により、後継者や労働者不足で作付けをやめる農家もあり、価格高騰の一因となります。

キャベツの価格は今後どうなる?

Photo by pomipomi

今は安定した価格でも、再び高値になる可能性があります。長い目で見ると、運送コストを含む生産コストが上がり、「キャベツは安い」という概念がなくなることも否めません。

季節はずれの寒波や猛暑、経済状況、生産農家の背景など、需要と供給のバランスがポイントになります。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ