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冷蔵庫を選ぶ際は「冷却方式」に注目
Photo by akiyon
冷蔵庫を買い替えるとき、サイズやデザイン、価格だけで決めていませんか？ 実は、使い勝手を大きく左右するのが「冷却方式」です。
「安さに惹かれて買ったけれど、霜取りが大変……」「音がうるさくて寝室に置けない」といったといった後悔を避けるためにも、冷却方式の違いを事前に把握しておくことが大切ですよ。
ライフスタイルに合った冷蔵庫を選ぶために、まずは基本の仕組みを知っておきましょう。
「安さに惹かれて買ったけれど、霜取りが大変……」「音がうるさくて寝室に置けない」といったといった後悔を避けるためにも、冷却方式の違いを事前に把握しておくことが大切ですよ。
ライフスタイルに合った冷蔵庫を選ぶために、まずは基本の仕組みを知っておきましょう。
冷蔵庫の主な冷却方式：種類と仕組みについて
直冷式（自然対流式）
直冷式は、冷蔵庫内に配置された冷却器が、直接庫内の空気を冷やすタイプです。
冷やされた空気が自然に下へ流れる「自然対流」を利用して、庫内全体を冷やします。昔ながらのシンプルな仕組みで、主に小型の冷蔵庫や冷凍庫に採用されています。
冷やされた空気が自然に下へ流れる「自然対流」を利用して、庫内全体を冷やします。昔ながらのシンプルな仕組みで、主に小型の冷蔵庫や冷凍庫に採用されています。
ファン式（間冷式／強制循環式）
冷蔵庫の奥のように庫内の見えない場所にある冷却器で作った冷気を、ファンで強制的に庫内へ送り込み、循環させる方式です。
エアコンが部屋の空気を循環させるのと似ています。現在販売されている中型〜大型冷蔵庫のほとんどが、このファン式を採用しています。
エアコンが部屋の空気を循環させるのと似ています。現在販売されている中型〜大型冷蔵庫のほとんどが、このファン式を採用しています。
ペルチェ式（電子冷却式）
コンプレッサーや冷媒ガスを一切使わず、異なる金属を接合して電気を流すことで熱を移動させる「ペルチェ効果」を利用した方式です。
振動が少なく、ワインセラーや超小型の冷温庫などでよく見られます。
振動が少なく、ワインセラーや超小型の冷温庫などでよく見られます。
冷却方式別のメリット・デメリットを比較
直冷式のメリット・デメリット
| 特徴 | 詳細 |
|---|---|
| メリット | ・電気代が比較的安い（省エネ） ・ファンがないため静音性が高い ・本体価格が安い ・食品が乾燥しにくい |
| デメリット | ・霜取りの手間が必要 ・庫内の温度にムラができやすい ・冷却スピードがゆっくり |
直冷式の最大のメリットは、仕組みが単純なため価格が安く、省エネ性能が高い点です。風が直接当たらないので、食材が乾燥しにくいのもうれしいポイント。
一方、最大のデメリットは「霜（しも）」です。冷却器に空気中の水分が凍りつき、放っておくと氷の塊になって冷蔵庫が狭くなってしまいます。
定期的に電源を切って霜を取り除く「霜取り作業」が必要になるため、忙しい方には少し手間に感じるかもしれません。
一方、最大のデメリットは「霜（しも）」です。冷却器に空気中の水分が凍りつき、放っておくと氷の塊になって冷蔵庫が狭くなってしまいます。
定期的に電源を切って霜を取り除く「霜取り作業」が必要になるため、忙しい方には少し手間に感じるかもしれません。
ファン式のメリット・デメリット
| 特徴 | 詳細 |
|---|---|
| メリット | ・面倒な霜取りが不要（自動霜取り） ・庫内温度が均一に保たれる ・冷却スピードが速い ・大型サイズに対応 |
| デメリット | ・直冷式と比較すると電気代がかかる場合がある ・ファンの運転音がすることがある ・風で食材が乾燥しやすい ・本体サイズが大きくなりがち |
ファン式を選ぶ最大のメリットは、「霜取り不要」という点。自動で霜を溶かす機能がついているため、メンテナンスがとても楽です。また冷気を強制的に循環させるので、食材を詰め込んでもムラなく冷えます。
デメリットとしては、冷風が当たり続けることでラップをしていない食材が干からびやすい点が挙げられます。
ただし最近の機種は湿度を保つ機能が進歩しているため、必要以上に心配しなくても良いでしょう。
デメリットとしては、冷風が当たり続けることでラップをしていない食材が干からびやすい点が挙げられます。
ただし最近の機種は湿度を保つ機能が進歩しているため、必要以上に心配しなくても良いでしょう。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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