目次
小見出しも全て表示
閉じる
故障かな?熱くなる原因は冷蔵庫を冷やす仕組みにあり
冷蔵庫の側面を触ると「熱い!」と感じるときがありますよね。とくに夏場はあまりの熱さにビックリ。「故障したかもしれない」と思って、冷蔵庫の中に手を入れて冷えているかどうか確かめた人もいるのではないでしょうか。冷えているのがわかったときはホッとします。
ふだん家庭で使っている冷蔵庫には、中を冷やすために側面に放熱パイプが内蔵されていて、そこから外へ熱を出す「インナーコンデンサー方式」という方法を用いられているため、冷蔵庫が熱くなってしまうのです。(※1,2)
ふだん家庭で使っている冷蔵庫には、中を冷やすために側面に放熱パイプが内蔵されていて、そこから外へ熱を出す「インナーコンデンサー方式」という方法を用いられているため、冷蔵庫が熱くなってしまうのです。(※1,2)
冷蔵庫が熱くなる原因と対策
- 【原因】
庫内を冷やすための放熱パイプが冷蔵庫側面に内臓されていて、放熱の際に熱くなる - 【対策方法】
・冷蔵庫を設置した直後は、冷凍庫に食材を入れるのは十分に冷えてからにする
・放熱するため、冷蔵庫周囲に十分に隙間をあける
・外気温が高い場合は、換気をおこなって室温を下げる
・食材を詰め込みすぎない
冷蔵庫はどのくらいまで熱くなるの?
冷蔵庫はどのくらいまで熱くなるのかご存じですか?室内の温度より15~20℃くらい熱くなる場合があります。また、夏場は50~60℃になることも。どうりで、ずっと触っていられないはずですよね。
夏場は周囲の温度も高くなるので、たくさんの熱を外へ放出します。冷蔵庫が庫内の食品を冷やそうとがんばって働いている証拠です。(※2)
夏場は周囲の温度も高くなるので、たくさんの熱を外へ放出します。冷蔵庫が庫内の食品を冷やそうとがんばって働いている証拠です。(※2)
冷蔵庫が熱くなりやすいシーンと対策方法
冷蔵庫を設置したとき
引っ越しや新しい冷蔵庫を買って設置した直後は、室温から設定温度まで冷やそうとたくさんの熱を放出するため熱くなります。冷蔵庫内が冷えるまでの時間は4~24時間以上。夏場は時間がかかる場合もあります。
冷蔵室や野菜室はすぐに食材を入れても構いませんが、食材によります。冷凍食品は冷凍室が十分に冷えてから入れてください。設定温度まで冷える間、アイスボックスを利用するといいですね。(※3)
冷蔵室や野菜室はすぐに食材を入れても構いませんが、食材によります。冷凍食品は冷凍室が十分に冷えてから入れてください。設定温度まで冷える間、アイスボックスを利用するといいですね。(※3)
周囲との隙間がないとき
冷蔵庫は周囲との隙間がないと、放熱がうまくできません。消費電力量に影響が出る可能性も。スペースをあけると電気代の節約にもなりますよ。
機種によって異なりますが、ここではある有名メーカーの放熱スペースをご紹介します。冷蔵庫の上50mm以上(ドアの上端面より)、あるいは左右5mm以上あけて壁側に設置する場合は、奥の壁から15mm以上離してください。またコンセントが背面にある、壁の結露が気になるときは、壁から30mm以上離しましょう。(※4)
機種によって異なりますが、ここではある有名メーカーの放熱スペースをご紹介します。冷蔵庫の上50mm以上(ドアの上端面より)、あるいは左右5mm以上あけて壁側に設置する場合は、奥の壁から15mm以上離してください。またコンセントが背面にある、壁の結露が気になるときは、壁から30mm以上離しましょう。(※4)
外の気温が高いとき
冷蔵庫は周囲の気温が35℃以上になると放熱がうまくいかず、庫内が冷えにくくなります。そんなときは、換気をして温度を下げてください。また、冷蔵庫を置くときは外からの熱気や直射日光が当たらない場所や、湿気が少なく風通しのよい場所を選びましょう。(※5)
- 1
- 2
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
冷蔵庫の人気ランキング