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「韓国食材を使った大皿ごはん」レシピコンテスト結果発表!

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昨年に続き、「韓国農水産食品流通公社 大阪支社」と「macaroni」のコラボによるレシピコンテストを開催しました。

2025年のテーマは「韓国食材を使った大皿ごはん」。
「韓国産パプリカ」「韓国産キムチ」「ジャン(コチュジャン・テンジャン・サムジャンなど)」のいずれかを使った、みんなで囲んで楽しめる“シェアごはん”レシピを募集したところ、170件以上の応募が寄せられました。

一次審査ではmacaroni編集部による書類選考を実施。続く二次審査では、料理研究家・栗原心平さんとマカロニメイト20名による試食審査が行われました。さらに上位3品に選ばれたレシピは、「MBSラジオ秋まつり2025」にて一般来場者による試食投票を実施。もっとも多くの票を獲得したレシピが、今年の最優秀グランプリに決定しました。

それでは、審査の様子と受賞メニューをご紹介します!
レシピ募集時の記事はこちら

二次審査では栗原心平さんとマカロニメイトが試食審査

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二次審査会の様子
170件以上の応募の中から、一次審査を通過した9レシピが二次審査へと進出しました。

二次審査では、料理家の栗原心平さんと、macaroniが運営するインフルエンサーコミュニティ「マカロニメイト」から選ばれた一般審査員20名が参加し、試食審査会を実施。

審査の前には、栗原さんから「韓国食材の魅力的な使い方」や「家庭料理に取り入れるコツ」などをお話しいただき、参加者は熱心に耳を傾けていました。

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二次審査会の様子
しかし試食が始まると、皆さん真剣な表情に。栗原さんもひと品ずつ丁寧に味わいながらコメントし、味やアイデア、シェアのしやすさなど多角的な視点で審査を行いました。

「MBSラジオ秋まつり2025」にて最終審査を開催

「MBSラジオ秋まつり2025」でのサンプリング、投票の様子
審査会の結果、各部門から選ばれた計9品の中から上位3品が最終選考へ進出。11月3日に開催された「MBSラジオ秋まつり2025」では、一般来場者による試食サンプリング投票が行われました。


会場では、香ばしい香りに誘われて多くの人が立ち寄り、気になるメニューをひと口ずつ味わいながら投票。子どもから大人まで幅広い層が参加し、実際に“食べて選ぶ”リアルな審査が繰り広げられました。


そして、475票を集めて見事最優秀グランプリに輝いたのは……

【最優秀グランプリ賞】パプリカと豚こま肉のヤンニョムから揚げ

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考案者:越野 杏子さん
最優秀グランプリ賞に輝いたのは、「冷めてもおいしい!」という声が多かったパプリカ部門でエントリーされた「パプリカと豚こま肉のヤンニョムから揚げ」です。

韓国産パプリカと玉ねぎ、豚こま肉を丸めててカリッとジューシーに揚げ、コチュジャン入りの特製ダレに絡めたピリ辛なひと品です。甘辛いヤンニョムソースに韓国産パプリカの自然な甘みが加わり、会場でも「ごはんが進む!」と大好評でした。

●レシピ考案者:超野 杏子さんからのコメント
「パプリカ嫌い」でも食べられる魔法のから揚げ。彩り鮮やかなパプリカが加われば、お手頃な豚こま肉もごちそうに変身!甘辛ヤンニョムの決め手はコチュジャン。ひとさじで本格的な韓国風の味わいが叶い、彩りと濃厚な旨みで食欲も満点!ごはんにもビールにも相性抜群のひと皿です。

●試食した方のコメント
お肉の中にカラフルなパプリカが入り、お子さんにも抵抗なく野菜が取れるところが良いですね。
・The韓国料理というしっかりした味付けでご飯やお酒が進みそうです。パプリカの彩りも綺麗で、もっとたくさん入れてもいいくらい美味しかったです。

こちらのレシピは、macaroniでレシピ動画が公開されているので、ぜひこちらをチェックしてみてください!

【グランプリ賞】

キムチ部門:キムチトマト焼きそば

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考案者:Y・Sさん
馴染みのある食材ながら斬新なレシピで参加者を唸らせたこちらのメニュー。ぱぱっと手軽に作れるのもほかのレシピとは違ったポイントです。

●材料(2人分)

キムチ...100g
トマト...2個
卵...2個
にんにく...1かけ
しょうが...1かけ
豚バラ肉...100g
焼きそば麺...2玉

ごま油...適量
お好みで青ねぎ、三つ葉、パクチー

A.水...50cc
A.酒...大さじ2杯
A.醤油...小さじ2杯
A.オイスターソース...大さじ2杯
A.中華スープの素...小さじ21杯
A.塩、こしょう...適量

●作り方(調理時間:15分)

下準備:Aを混ぜ合わせます。
1.フライパンで麺を焼きつけ、ボウルに入れておきます。
2. 卵を入れ、半熟炒り卵を作り1のボウルに入れます。
3.ごま油、にんにく、しょうがを入れて香りが立つまで炒め、豚バラ肉を加えて炒めます。肉に火が通ったらトマトを加えて焼き付けます。
4. 1の麺と卵を入れて手早く炒め合わせ、塩、こしょうで味を整えたら完成です。


●ポイント
麺、お肉、トマトは焼き付けると良いです。仕上げは手早く行ってください。

●レシピ考案者:Y・Sさんからのコメント
キムチ✖️トマト✖️ごま油の組み合わせが好きです。

●試食した方のコメント
・日頃、馴染みのある食材でありながら組み合わせたことがなかった味に新鮮さを感じることができました。
・子供から大人まで皆が好きな味だなと思いました!
・意外な組み合わせでしたが、ほどよい酸味があり食欲をそそる味でした!試食させていただいたメニューの中で個人的に1位です!!

ジャン部門:サムジャンで 激うま秋のシュクメルリ

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考案者:miichanmeichanさん
サムジャンとバターの香りが食欲をそそる、これからの季節にぴったりの韓国風シュクメルリ。きのこの旨みとチーズのとろけるコクがたまりません。

●材料(5人分)
鶏もも肉...500g
しめじ...1パック
ヒエリンギ...1パック
舞茸...1パック
さつま芋(中)…1本
剥き甘栗…80g
にんにく…2かけ
片栗粉…大さじ3杯
塩…小さじ1/2杯
粗挽き黒こしょう…少々
牛乳…400ml
サムジャン…大さじ3
ピザ用チーズ…150g
バター…10g

●作り方(調理時間:15分)
下準備しめじ、舞茸をほぐし、エリンギは食べやすい大きさに切ります。にんにくはみじん切りにします。
1. さつま芋はひと口大に切り10分程度水にさらした後、耐熱容器に入れて600Wのレンジで5分加熱してやわらかくしておきます。
2. 鶏もも肉はひと口大に切り、塩、粗挽き黒こしょうを揉み込んで片栗粉をまぶします。
3. フライパンにバターを熱して、鶏もも肉をこんがり焼きます。完全に火が通ってなくても、全体に焼き色がついたらきのこ類を加えてさらに炒めます。
4.きのこ類のかさが減ってしんなりしたら、1のさつま芋と甘栗、にんにく、牛乳、サムジャンを加えて弱火で10分煮込みます。
5.ピザ用チーズを加え、チーズがとろけたら完成です。

●ポイント
きのこ類は最初山盛りでも炒めるとしんなりするので多く感じても心配いりません。鶏もも肉はしっかり焼き色をつけるとおいしくなります。

●レシピ考案者:miichanmeichanさんからのコメント
サムジャンも発酵食品なのでチーズや牛乳との相性は良いのではと思い、余ったサムジャンを使ってメインになる料理を作ってみました。サムジャン大さじ3だけでめちゃくちゃ旨みのあるおいしいシュクメルリになりました。ご飯にもパンにも合います!秋なので大好きなきのこ類やさつま芋や栗を入れてみました。

●試食した方のコメント(抜粋)
・濃厚な味でご馳走感が出るシュクメルリを家庭で楽しめるんだと驚きました!サムジャンを使い切りたい時に良さそうなレシピだと思います。
・シュクメルリはこってりと重い印象ですが、これは比較的にあっさりとしていて、サムジャンでこんなコクが出るのかと驚きました。調味料の新しい活用法を知ることができました。
・ほっこりするお野菜と濃厚なクリームが相性ばっちりでした!

【準グランプリ賞】

パプリカ部門:羽つきパプリカチュモッパ

Photo by USHIさん

考案者:USHIさん
キムチとパプリカ、韓国のりを混ぜ込んだ一口おにぎりをチーズで香ばしく焼き上げたひと品。パリパリのチーズとピリ辛のキムチ、パプリカの食感がやみつきに。ホットプレートでワイワイ作れる、ホームパーティーにもぴったりなメニューです。

キムチ部門:キムチリコンカン

Photo by ミワコさん

考案者:ミワコさん
キムチやパプリカなどの具材をトマトソースでじっくり煮込んだ、韓国風チリコンカン。スパイシーさと旨味が相まって濃厚な味わいのひと品です。

ジャン部門:鶏とパプリカのサムジャンバター炒め

Photo by ねぎドラさん

考案者:ねぎドラさん
鶏もも肉と韓国産パプリカを、サムジャンとバターで香ばしく炒めたひと品。コクのある甘辛さが食欲をそそり、ごはんが進む味わいです。

【優秀賞】

パプリカ部門:韓国風パプリカの鶏つくね

Photo by 前田 文音さん

考案者:前田 文音さん
鶏ひき肉にコチュジャンを練り込んだ、ピリッと甘辛い韓国風つくね。パプリカの彩りと食感がアクセントになった、見た目も華やかなひと品です。

キムチ部門:手羽先と長芋のキムチ煮込み

Photo by 久戸瀬 一枝さん

考案者:久戸瀬 一枝さん
キムチの旨みたっぷりのスープで手羽先と長芋をコトコト煮込んだ、身体があたたまる韓国風煮込み。ごはんにもお酒にも合う満足おかずです。

ジャン部門:コチュジャンで作るタンドリー風チキン

Photo by さちえもんさん

考案者:さちえもんさん
コチュジャン×ヨーグルトで作る簡単タンドリーチキン。しっかり漬け込むことでやわらかく、レタスと一緒に食べてもおいしい満足おかずです。

韓国食材で、毎日の食卓に新しい発見を

Photo by macaroni

二次審査会の様子
韓国食材は、韓国料理だけでなく日々の家庭料理にも取り入れやすい万能食材です。今回のレシピが、みなさまの食卓のヒントになれば嬉しいです。ぜひ参考に作ってみてくださいね。

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