ライター : macaroni_press

ベジフルネクストトレンドとは

Photo by @オイシックス・ラ・大地株式会社

Oisixは、2000年にサブスク型の「インターネットの八百屋」として開始。4,000軒を超える生産者と35万人以上の顧客を直接つなぎ、売り場を日々進化させています。年間約6万件のレビューからニーズや嗜好情報、有識者や畑の動向を読み取り、2024年から毎年「野菜の日」にネクストトレンドを公表していますよ。

2026年のベジフルネクストトレンドキーワード

猛暑全国的に気温が上昇。「春は乾燥・夏は猛暑と豪雨・秋は残暑」が常態化
サステナブル猛暑により農作物にも多大なる影響が。畑のもったいないを救うが加速。
物価高近年顕著な物価の上昇により、野菜で家計の負担を減らす提案に注目が集まる
腸内環境健康志向が高まっている
ウェルネス栄養価・機能性への関心

物価高に負けない!かさも味も増す「ましましベジ」

Photo by @オイシックス・ラ・大地株式会社

「ましましベジ」は野菜でごはんをおいしくかさ増しし、家計にやさしく、産地の未利用部位も活かす提案です。野菜摂取量の増加や食品ロスの削減にもつながります。

Photo by @オイシックス・ラ・大地株式会社

Oisixが共同プロデュースする職域食堂「雨晴食堂」のランチで「かさましベジごはん」が提供された際は、野菜から出るやさしい甘みや旨みがおいしいと好評で、急遽提供期間を延長したほど。

Photo by @オイシックス・ラ・大地株式会社

「ねぎの青い部分 ねぎっぽ」は、通常は廃棄されやすい長ねぎの青い部分のみを集めた商品。加熱することで甘みが増し、炒め物や煮物に活躍します。捨てる部分をおいしく食卓に取り入れることで、フードロス削減と家計の助けを両立できるのが魅力です。

Photo by @オイシックス・ラ・大地株式会社

一般流通では使われない部位ながら、実は甘みや栄養が詰まっておいしい「甘みがぎゅっ!ブロ次郎」も評判。通常販売されるブロッコリーの脇芽にあたる部位で、2025年2月から販売されています。

消費者としては、お得に食材を購入できること。生産者としては、市場に出せなかった部位を商品化することができ、収量確保につながります。どちらにも嬉しいメリットがあり、今後もさまざまな野菜の未利用部分の活用が進むことが期待されますよ。

猛暑が生むおいしさ「猛暑順応ベジ」

Photo by @オイシックス・ラ・大地株式会社

長引く猛暑の影響により収穫サイクルが変わり、着色にばらつきが出たり、通常よりも大きく生育してしまったパプリカの販売がおこなわれています。

これまでは規格外として扱われていた、1玉200g以上あるパプリカは「横綱パプリカ」として販売。肉厚でジューシーなのが特徴で、レビュー評価も5点満点の高評価を受けています。

Photo by @オイシックス・ラ・大地株式会社

猛暑の影響で色づきままばらになってしまったパプリカは、「カメレオンパプリカ」として販売。個性的な色あいと、えぐみがなくさっぱりとしたおいしさが魅力です。

暑さが特に苦手なのが葉物野菜。Oisixでは気候変動で深刻化する猛暑に対応でき、安定的に供給できる葉物野菜が開発されています。

旬の最盛期を過ぎてもおいしい「なごりフルーツ」

Photo by @オイシックス・ラ・大地株式会社

食品ロス削減の一環として展開しているのが「なごりフルーツ」。旬の最盛期を過ぎると、サイズや過熟度が不安定なことから、市場では売り時を逃したフルーツとして流通しにくくなってしまいます。

これまでは畑に取り残されていたなごりフルーツたちですが、収穫の終盤になるにつれて甘みが増し、終盤ならではの旬の余韻が生まれるのが特徴です。

Photo by @オイシックス・ラ・大地株式会社

なごりフルーツはジャムやピューレなどに加工するのに向いていますよ。いちごや桃など、ピークを過ぎてもまだまだおいしいフルーツを、捨てずに活用する取り組みがどんどん加速していくと予想されます。

腸内環境を整える「お手軽腸内環境ベジ」

Photo by @オイシックス・ラ・大地株式会社

腸内環境を整えることが心身の健康維持につながるとして、食生活やサービスの面で大きな注目を集めています。そのなかでも、ごぼうやれんこんなどの根菜類は食物繊維が豊富で、腸活食材にぴったりです。

Photo by @オイシックス・ラ・大地株式会社

しかし一方で、根菜類には「下ごしらえが面倒」「メニューのレパートリーが限られていて使いこなせない」といった課題もあり、気軽に取り入れにくい存在でもあります。

そこで、Oisixではこうした悩みを解消できるラインアップを展開。代表的な商品としては、切るだけで主役級のおかずになる「ステーキれんこん」や、にんじんとごぼうの細切り冷凍ミックスなどがあり、簡単に根菜を食卓に取り入れられる工夫がされています。

Photo by @オイシックス・ラ・大地株式会社

最近では、根菜をふんだんに使ったミールキットメニューが高い人気を獲得しています。特にごぼうやれんこんを活用したメニュー数は拡大傾向にあり、2024年4月時点でそれぞれ約600メニューだったものが、2025年7月には約800メニューにまで増加。今後もこの流れは継続すると見込まれています。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ