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生ニシンの甘辛煮(煮付け)
調理時間
50分
身がふっくらしていて、臭みのない生ニシンの甘辛煮を作るには、丁寧な下処理と酢の力がポイント。酢はニシンをやわらかく煮るだけでなく、コクのある味に仕上げることができます。煮込むと酸味が飛ぶので酸味が残ることはありません。
簡単なコツとポイントを意識して調理するだけで、褒められること間違いなしの甘辛煮に。ごはんに合う最高のおかずが作れますよ。
簡単なコツとポイントを意識して調理するだけで、褒められること間違いなしの甘辛煮に。ごはんに合う最高のおかずが作れますよ。
材料(2人分)
コツ・ポイント
- うろこと血合いはしっかりと洗い流す
- 生ニシンに塩を振って洗い流し、臭みを抑える
- 生ニシンは煮汁が沸騰してから鍋に入れ、旨みを逃がさない
- 鍋の中にアルミホイルで内蓋をし、外蓋をして熱を逃がさず加熱
- 生ニシンに切り込みを浅く入れることで、味を染み込ませる
- 弱火でじっくり煮込むことで身がふっくらし、煮崩れ防止に
- 煮込んだ後に火を止めて時間を置き、再加熱でさらに味が染み込む
作り方
1.生ニシンのうろこを落とす

Photo by kaepon
生ニシンのうろこは、コンタクトレンズのように大きくて、包丁の背でも簡単に落とすことができます。包丁を魚に対して垂直にあてるのがポイントです。
※うろこが残っていると、食べた時の舌触りが悪くなるので丁寧に行います。
※うろこが残っていると、食べた時の舌触りが悪くなるので丁寧に行います。
2.生ニシンの頭を切り落とす

Photo by kaepon
腹びれの下から斜めに包丁を入れます。裏返して同じように切り、頭を落とします。包丁はギコギコせず、包丁の背に左手を置き、力を入れて切ると簡単に切れます。
3.生ニシンの内蔵を取り除く

Photo by kaepon
魚の肛門から上にまっすぐ切り、腹を切って内臓を取り除きます。深く切ると内臓を傷付けてしまうので注意します。オスだと白子、メスだと卵が入っていることがあるので膜を破かないように気を付けてくださいね。
4.生ニシンの血合いを取り除く

Photo by kaepon
血合いを包丁でまっすぐ切り、取り除きます。
5.生ニシンの腹をブラシでこすりながら洗い流す

Photo by kaepon
ブラシでこすり洗いして腹を綺麗にします。ブラシは歯ブラシでも代用できます。
※しっかり洗い流すことで、臭みを抑えることができます。
※しっかり洗い流すことで、臭みを抑えることができます。
6.食べやすい大きさに切り、切り込みを入れる

Photo by kaepon
食べやすい大きさに切り、尾を切り落とします。
切り込みを表裏に入れます。深く切りすぎると、煮付けた後にボロボロになるので浅く入れます。
※切り込みを入れることで、味が染み込みやすくなり皮が破れるのを防ぎます。
切り込みを表裏に入れます。深く切りすぎると、煮付けた後にボロボロになるので浅く入れます。
※切り込みを入れることで、味が染み込みやすくなり皮が破れるのを防ぎます。
7.塩をまぶして10分置く

Photo by kaepon
塩を生ニシンにまんべんなくまぶし、10分置きます。生ニシンの表面に水気が浮き上がってきます。
※煮る前に塩を振って放置することで、魚特有の臭みを抑えることができます。
※煮る前に塩を振って放置することで、魚特有の臭みを抑えることができます。
8.洗い流してキッチンペーパーで拭きとる

Photo by kaepon
10分置いたら、流水で生ニシンの表面を洗い流します。キッチンペーパーでしっかり水気を拭きとります。
9.煮汁を入れて沸騰させる

Photo by kaepon
煮汁の材料をすべて鍋に入れ、沸騰させます。
※加熱していない状態で生ニシンを入れると、臭みがでる原因になります。
※加熱していない状態で生ニシンを入れると、臭みがでる原因になります。
10.生ニシンを入れて弱火で煮詰める

Photo by kaepon
沸騰したら弱火にして、生ニシンを入れます。アルミホイルで内蓋をしてから外蓋をし、30分様子を見ながら煮込みます。
※強火にしすぎるとニシンの身がはじけるため、最初は弱火でじっくり煮込みます。
※アルミホイルで二重に蓋をすることで、短時間でもしっかり火を通し、味を染み込ませることができます。
※途中で煮汁が足りなくなったら、少しずつ水を足します。
※強火にしすぎるとニシンの身がはじけるため、最初は弱火でじっくり煮込みます。
※アルミホイルで二重に蓋をすることで、短時間でもしっかり火を通し、味を染み込ませることができます。
※途中で煮汁が足りなくなったら、少しずつ水を足します。
11.時々様子を見ながらタレをかける

Photo by kaepon
時々様子を見ながら煮込み、タレをスプーンですくってニシンの表面にかけます。
※煮崩れの原因になるため、ニシンには触らないようにしましょう。
※煮崩れの原因になるため、ニシンには触らないようにしましょう。
12.中火で照りが出るまで煮詰める

Photo by kaepon
25分経ったら、中火で鍋を回しながら煮詰めていきます。タレが焦げないように注意し、照りが出るまで加熱して完成です。
※一度冷まして、再加熱すると味が染みてよりおいしく召し上がれます。
※一度冷まして、再加熱すると味が染みてよりおいしく召し上がれます。
よくある質問
作り置きできますか?
粗熱を取ってから、清潔な保存容器に入れて冷蔵庫で保存します。3日を目安に食べきりましょう。
それ以上保存したいときは冷凍します。ラップに包んでから、冷凍用ジップつきの保存袋に入れて冷凍庫へ。食べる際は解凍せず、凍ったまま電子レンジ500Wで4分を目安に加熱してください。保存期間は1カ月です。
それ以上保存したいときは冷凍します。ラップに包んでから、冷凍用ジップつきの保存袋に入れて冷凍庫へ。食べる際は解凍せず、凍ったまま電子レンジ500Wで4分を目安に加熱してください。保存期間は1カ月です。
骨まで食べられるように作れますか?
煮込めば煮込むほど骨がやわらかくなり、ニシンの骨まで食べられるようになります。ニシンは小骨が多い魚です。煮汁を同じ分量で足しつつ、お好みのやわらかさになるまでじっくり煮込むと、骨までおいしく食べられますよ。煮る時間の目安は1時間30分です。
圧力鍋でも作れますか?
圧力鍋を使用すると、短時間で骨までやわらかく身もホロホロになります。煮汁を2倍にし、高圧で20分加圧します。圧力鍋を火からおろしたら、安全ピンが自然に下がるまで蓋を開けないでくださいね。
子持ちニシンでも作れますか?
子持ちニシンでもおいしく作れます。内臓を取り除く際に、卵も膜が破れないように取り除きましょう。一度卵を取り除く理由は、血合いを洗い流しにくいためです。あとは身と一緒に煮込んでOKです。
味が染みてふっくらとしたニシンの甘辛煮!
魚特有の臭みもなく、ニシンの旨みと甘辛いタレが相性抜群!身もふっくらとしていて、嚙めば嚙むほどおいしい甘辛煮に仕上がりました。
おつまみにも、おかずにもぴったりな生ニシンの甘辛煮。魚をさばくのは難易度が高そうと思いがちですが、ご紹介したさばき方やコツを意識するだけでプロ級の甘辛煮を作れます。初心者の方でも甘辛煮は挑戦しやすい調理法ですので、ぜひ作ってみてくださいね。
おつまみにも、おかずにもぴったりな生ニシンの甘辛煮。魚をさばくのは難易度が高そうと思いがちですが、ご紹介したさばき方やコツを意識するだけでプロ級の甘辛煮を作れます。初心者の方でも甘辛煮は挑戦しやすい調理法ですので、ぜひ作ってみてくださいね。
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