雛人形の飾り方に関するよくある質問

雨水の時期ならいつ飾っても良いですか?

基本的に、雨水の時期ならいつ飾っても良いとされています。ただし、前日に飾る「一夜飾り」は葬儀を連想させ、縁起が良くないため避けるのが一般的。

できれば大安や友引などお日柄が良い日がおすすめですが、特別にこだわらなくてもOKです。時間に余裕のある週末や、晴れた日など都合の良いタイミングで飾ってくださいね。

雨水より前に飾っても良いですか?

雨水より前に雛人形を飾っても問題ありません。地域によっては12月中やお正月明けから飾ることも。せっかくなので長く飾っておきたい、というご家庭もあるようです。

雨水の時期でなければいけない、という厳密な決まりはないので地域の風習やご家庭のタイミングに合わせましょう。

雛人形はいつまで飾っておくものですか?

雛人形は、雨水の次である「啓蟄(けいちつ)」を目安に片付けるのが良いとされています。2025年の啓蟄は3月5日(水)~19日(水)。啓蟄は、冬眠していた生き物が目を覚まして地上に出てくる頃を指します。雨水よりもいっそう春が感じられる時期ですよ。

必ずこの期間に片付けなければいけない、というわけではありませんが、雛祭りは節目のお祝いなので出しっぱなしにするのは避けましょう。

雛人形は湿気を嫌うので、よく晴れた日に片付けるのも良いですね。

春の訪れを感じて。おすすめの雨水の過ごし方

※画像はイメージです
雨水は、梅や沈丁花などの初春の花が見ごろになります。各地で開催されている梅祭りに足を運んでみてはいかがでしょうか?また、タラの芽や菜の花など、春の味覚を味わうのもおすすめです。

冬物から春物への衣替えを進めるのも良いですね。クリーニングに出したり、収納したりする準備を始めるのにも良い時期です。

もちろん、雛祭りの準備もお忘れなく。ちらし寿司やケーキなどを用意して、家族みんなでお祝いしましょう。

幸せを願って雨水に雛人形を飾りましょう

雨水に雛人形を飾る風習は、子供の健康や幸せを願う親の気持ちが込められています。厳密にこの時期に飾らなければいけない、というわけではありませんが子供を想う気持ちは今も昔も変わらないもの。

日本の美しい伝統と文化に触れる機会を大切に、雛人形を飾ってみてはいかがでしょうか?
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