山梨県産天然きのことフカヒレの佛跳牆

Photo by macaroni

中国・福建省(特に福州)の伝統的な高級中華スープ「佛跳牆(ぶっちょうしょう)」を山梨の食材で表現した一杯。

名前の由来は、料理の香りに仏像が思わず壁を越えて飛び込んだという伝説からきているのだそう(諸説あり)。滋味深く繊細な風味で、ワインとも好相性。

鹿肉 ぶどうの枝燻製 ボルドレーズ

Photo by macaroni

フランス・ボルドー地方発祥の「ボルドレーズソース」で仕上げた鹿肉のメイン料理です。ぶどうの枝で燻製された鹿肉は、絶妙な火入れ具合でしっとりと歯切れの良い仕上がりに。

ソースの仕上げには、ペアリングのワインを使用したそうで、ワインの深みが豊かな味わいを生み出しています。

一見じゃがいものような白い添え物は、にんじんのピューレ!独特の風味とすっと広がる自然な甘みが絶妙で、シェフの繊細な技巧を感じられます。

上海蟹の一口粥

Photo by macaroni

口にした瞬間、まず感じたのは豊かな旨み。粥のなめらかな舌触りと、上海蟹の甘みが絡み合い、口の中で広がります。

控えめな塩味とやさしい出汁が全体をまとめ、まるで海の恵みをそのまま味わっているかのよう。蟹の身や内子がアクセントとなり、深いコクを与えています。

紹興酒とドライマスカットのアイスクリーム

Photo by macaroni

紹興酒の香りをほのかに残し、中華のエッセンスを加えたアイスクリーム。ドライマスカットのフルーティーな甘さが追いかけてきて、味わいが華やかに変化します。

紹興酒が後味に残りつつ、マスカットのさわやかさで締めくくられ、心地よい余韻。

ペアリングワインで山梨と新潟のワイナリーが共演

Photo by macaroni

このイベントのためだけに開催地である「7c winery(セブンシダーズ ワイナリー)」と、新潟県の名ワイナリー「CAVE D'OCCI(カーブドッチ)」が用意した8杯のペアリングワインを堪能。

ウェルカムドリンクは、甲州のポテンシャルを最大限に引き出した「セブンシダーズ ワイナリー 甲州 スパークリング 2022」からスタート。

Photo by macaroni

砂浜のようにサラサラとした土壌が特徴的なワイナリーである「カーブドッチ」からは、砂の名を冠する「2023 SABLE(サブル)」の白ワインに始まり、土地の良さを表すワインの数々が提供されました。

同じ料理に合わせて、各ワイナリーから赤ワインと白ワインが同時に提供されるという、珍しい体験も……。

山梨の地域やぶどう栽培者を大切にするワイナリー「7c winery」

Photo by macaroni

今回のイベントに参加するにあたって、「7c winery」を見学。醸造所の隣地には、2024年夏にオープンした日本初のワイナリーヴィラを併設しています。

同ワイナリーは地域のぶどう栽培者や土地を大切に想ったワイン造りが特徴。特にぶどう栽培者に光を当てることを目指しているそうで、すべての製品に栽培者の名前と、ぶどうの品種・構成比率が明記されています。

Photo by macaroni

小さめの醸造所は、さまざまな工夫が凝らされており、その土地のぶどう栽培者にフォーカスを当てるというコンセプトに合わせた仕組みになっているのだそう。

タンクは契約しているぶどう栽培者の数や生産量に合わせて設置。少人数で回せるようなレイアウトや醸造用設備を導入しているとか。

Photo by macaroni

敷地内には自社のぶどう畑が広がっています。除草剤や化学肥料を一切使わないことにこだわりをもっているといいます。

栽培品種はシャルドネやソーヴィニヨンブラン、メルロやピノノワールなどさまざま。ワイナリー見学は宿泊者限定で可能。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ