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2. 名古屋の月見団子
名古屋エリアでは、片方の先が少しとがった形の月見団子が一般的です。関東風の月見団子が白だけなのに対し、名古屋ではピンク・白・茶の3色なのも特徴のひとつ。
一説によると、この形は里芋に似せているそう。ピンクを里芋の花、実を白、収穫する様子を茶色で表しているため、ピンク・白・茶の順で並べて販売されることが多いです。
上新粉と片栗粉入りのお団子はもっちり食感。つややかになるまで蒸していただきましょう。
一説によると、この形は里芋に似せているそう。ピンクを里芋の花、実を白、収穫する様子を茶色で表しているため、ピンク・白・茶の順で並べて販売されることが多いです。
上新粉と片栗粉入りのお団子はもっちり食感。つややかになるまで蒸していただきましょう。
3. 関西風月見団子
関西地方では、楕円形のお団子にあんこを巻くのが特徴です。こちらも里芋の形をイメージしていて、芋名月の名残が現代まで受け継がれています。ほかにも、月に雲がかかっている様子を表しているという説も。
関東ではピラミッド状に重ねますが、こちらのお月見団子はあんこがつぶれないよう、平らに並べていただきます。
白玉粉と豆腐をベースにするため、身近な材料で作れるのがうれしいポイント。かぼちゃと2色にすると見た目も味わいも格別です。
関東ではピラミッド状に重ねますが、こちらのお月見団子はあんこがつぶれないよう、平らに並べていただきます。
白玉粉と豆腐をベースにするため、身近な材料で作れるのがうれしいポイント。かぼちゃと2色にすると見た目も味わいも格別です。
4. 静岡のへそ団子
静岡のお月見では、真ん中を凹ませた「へそ団子」を食べるのが一般的です。「へそもち」とも呼ばれ、凹んだ部分にあんをのせて食べます。古くは、へそ団子を12個、うるう年には13個用意し、新しい藁の束にのせてお供えしていました。
上新粉を熱湯で練り、蒸し上げるのがオーソドックスな作り方。シンプルで素朴な味わいが魅力です。
上新粉を熱湯で練り、蒸し上げるのがオーソドックスな作り方。シンプルで素朴な味わいが魅力です。
5. 中国・四国・九州の串団子
中国・四国・九州ではお月見に串に刺さったお団子を食べます。味付けは、みたらしやあん、きな粉などさまざま。こちらは切り餅を活用するアイデアレシピです。だんご粉や上新粉がなくても作れるので、ぜひ試してみてください。
6. 沖縄のお月見団子「ふちゃぎ」
沖縄ではお月見にゆで小豆をまぶす「ふちゃぎ」と呼ばれるお団子を食べます。お団子を月に、小豆を子どもに見立てていて、子孫繁栄の願いをこめて作られたとされているんですよ。
小豆は塩または砂糖で味付けし、だんご粉で作ったお団子にまぶします。ほくほくもっちり食感は沖縄特有でクセになるおいしさです。
小豆は塩または砂糖で味付けし、だんご粉で作ったお団子にまぶします。ほくほくもっちり食感は沖縄特有でクセになるおいしさです。
素朴な味わい。お月見に作りたい「芋」レシピ4選
1. きぬかつぎ
里芋の皮を一部だけむく「きぬかつぎ」は、芋名月とも呼ばれるお月見にふさわしいひと品。名前の由来は、平安時代に位の高い女性が身に着けていた衣装「衣被ぎ(きぬかづき)」が転じたとされています。皮に切り込みを入れてから蒸し、温かいうちに皮をむくとつるんときれいに仕上がりますよ。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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