1位 ラ・フランス(40票)

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「ラ・フランス」はその名の通り、フランス原産の洋梨。1864年に発見され、日本には1903年に伝わったと言われています。

しかし見た目がゴツゴツとしていることや、栽培の手間などから、一般にはなかなか流通せず……。注目されるようになったのはここ10年ほどで、長いことあまり知られていない存在でした。

現在「ラ・フランス」は、国内で一番栽培されている品種です。サイズは200〜250gほどで、心地よい芳香と上品な甘みを堪能できますよ。
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6位~10位のランキング結果

ここからは6位から10位に選ばれた洋梨の種類を、続けて紹介していきます。

6位 マルゲリット・マリーラ(15票)

1874年にフランス・リヨン郊外で発見された「マルゲリット・マリーラ」。日本へは1913年に伝わり、山形県でおもに栽培されています。

西洋梨のなかでも最大級の大きさを誇り、果重は400〜800gほど。均整がとれた洋梨型をしていて、熟すと黄金色になるのも特徴です。

その頃には香りがグンと強くなり、果汁たっぷりでジューシーな食べ心地に。糖度はあまり高くないものの、酸味がマイルドなので、上品な味わいを堪能できることでしょう。

7位 バラード(14票)

山梨県園芸試験場で誕生した「バラード」は、「バートレット」と「ラ・フランス」を交配させてできた洋梨。1999年に品種登録されていますが、生産量が少ないため、まだそれほど世間で知られておりません。

350〜450gほどの大玉で、糖度が高くなめらかな舌触り。果汁も多く、口いっぱいにジューシーな甘みが広がります。

風味がよいため、ケーキやタルトなどの製菓材料にも最適。ジャムやスムージーにするのもおすすめです。

8位 オーロラ(13票)

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6位の「マルゲリット・マリーラ」に、「バートレット」を交配させて誕生したのが「オーロラ」。1950年にアメリカのニューヨークで育成され、1983年に日本へ伝わりました。

サイズは300〜400gほどと大きめで、どっしりとした下ぶくれの形をしています。全体的にサビが付いており、褐色なのも特徴です。

果汁が多く、口の中でなめらかにとろける舌触り。甘みと酸味のバランスがとれていて、高貴な味わいを楽しめるのも魅力と言えるでしょう。

9位 ゴーラム(12票)

※写真はイメージです
「ゴーラム」はアメリカ・ニューヨーク生まれの洋梨。イギリス品種の「ウイリアムズ」と、ベルギー品種の「ジョセフィン・デマリーヌ」を交配させて誕生しました。

くびれがなく、ふっくら丸みのある形状が持ち味。未熟なうちは薄い黄緑色をしており、熟すと鮮やかな黄色になります。

糖度が高くて果汁を豊富に含んでおり、やわらかいのも特徴。ちなみに国内では山形県でおもに栽培されていますが、生産量がとても少なく、あまり出回っておりません。
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