3. 水曜だけの極上カレーランチ「ブロックハウス 水曜カレー」

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

2015年、原宿に水曜だけ現れる、カレーのクオリティが異常に高いとマニアの間で話題になったのが高木シェフによる「水曜カレー」。翌2016年には原宿を離れ、水曜の神楽坂に出現。その後活動を休止していたのですが……2021年、原宿の元々の場所で待望の活動再開。マニアたちの感涙を誘いました。

水曜にお店が出現するのは「BLOCK HOUSE(ブロックハウス)」というコンクリート作りの建物の外階段を登った3階。知ってる人しか来ないような場所ですが、いつもさすがの賑わいを見せています。

ふらっと行って並ぶのも一興ですが、予約も可能。公式SNSに予約方法の案内があるのでぜひ試してみてくださいね。

スペシャルカレープレート(カレー3種盛り)

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

2,500円(税込)
毎週お店のインスタグラムで発表される、季節の食材をふんだんに取り入れた料理ラインアップ。例えば新年には「餅ラッサム&海老蟹」、春には「羊とホンビノス」、そして夏には「冷やしアジ」などそそられるテーマが毎回繰り出されます。

とはいえ水曜しかやってないので「明日もまた来よう」とはいかない訳で、迷ったらこの全種盛りを頼むしかないでしょう。日本の旬食材とインド流のスパイス使い。ここにしかない、高木シェフにしか作れない、水曜にしか食べられない貴重な食体験です。
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4. カフェ気分で本格タイカレー「カフィアライム」

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

原宿エリアで根強い人気を誇るタイ料理店といえば、創業1999年の「カフィアライム」。以前の場所の立て替えに伴い移転、綺麗で広々としたカフェ風の内装へと生まれ変わりました。

店名はタイ料理によく用いられるコブミカン(タイ語ではバイマックルー)の英語読み。その名の通り、しっかりとしたハーブ使いの本格タイ料理がいただけます。

香草カレー(白身魚)

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

1,260円(税込)
定番のグリーンカレーも良いけれど、こちらはいわゆるレッドカレー、もしくはパネーンと呼ばれるタイプのカレーです。バジルに加えカフィアライムも用いられており、香りも抜群。魚はソフトで身離れ良いタラを使用、辛さだけでなく甘みもある仕上がりです。

セットでついてくるライスはもちろんタイのジャスミンライス。卓上調味料で辛さや旨味を調節して、自分好みでいただくのがタイ流です。
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5. 原宿の裏路地で珍しいティータイム「ブリティッシュインディアンカフェ1930」

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

原宿の裏路地でひと際目立つきれいな赤の店構え。英国式のティールームなのですが、ただの英国式ではありません。店名にもある通り1930年、英国統治下のインドをテーマにした世にも珍しいティールームなのです。

いわゆるインド料理屋やカレー屋ではないので見落とされがちですが、インドのホテルで供されるスパイシーな軽食がいただけます。

マサラドーサセット

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

1,500円(税込)
ドドンと長い筒のような物体「ドーサ」。南インドで食べられる、米粉で作ったクレープ(またはガレット)的な軽食です。そのパリッとした食感と風味は、嫌いな人はいないのでは?というおいしさ(個人的には原宿一おいしいクレープと思ってます)。

「マサラドーサ」はドーサの中にスパイシーなポテトを包んだもので、特にこちらのお店のポテトはかなり濃厚なカレー風味。またサラダと共に添えられているのは「サンバル」と呼ばれる南インドの野菜カレーで、ほどよい酸味が魅力。日本ではなかなか手に入らない「ドラムスティック」と呼ばれるモリンガの実も入っていて相当に本格的です。

このサンバルにドーサをつけていただくのもまた良し。オールベジとは思えない満足度です。紅茶と共にいただいて、英国統治下のインドに想いを馳せましょう。
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