味覚や新陳代謝に関わる「亜鉛」

亜鉛は血液や皮膚などをはじめとした、生まれ変わりが盛んな組織に多く存在する栄養素です。不足することで細胞の生まれ変わりである新陳代謝がうまくいかなくなります。

代表的な症状としては味覚障害があります。それ以外にも肌がかさついたり、免疫機能がおちたりするため、不足しないように注意が必要です。(※9)

レバーの栄養を効率良く摂る食べ方

ポイント

  1. ビタミンCが豊富な野菜と一緒に食べる
  2. アリシンを含む玉ねぎやニラを合わせる

ビタミンCが豊富な野菜と一緒に食べる

レバーに多く含まれる鉄は、ビタミンCを一緒に摂取することで吸収されやすくなりますよ。ビタミンCを豊富に含む緑黄色野菜をレバーと一緒に摂るのがおすすめです

また、レバーを食べた後にデザートとしてビタミンCが多い果物を食べるのも良いですね。鉄を意識して摂取したいときには、食べ合わせにも気を付けてみましょう。(※5)

アリシンを含む玉ねぎやニラを合わせる

レバーに豊富なビタミンB1は、玉ねぎやニラに含まれるアリシンという成分と結びつくと体内に長くとどまり、そのはたらきを持続させることができます。

ビタミンB1は水溶性で、汗や尿で体外に排出されてしまう栄養素なので、長く体内にとどめられるのはうれしいポイントですね。(※8,10)

【Q&A】レバーの栄養には女性にうれしい効果がある?

A:女性が損失しやすい、鉄を補給することができますよ。

女性は月経や妊娠などで鉄を多く必要とします。レバーには鉄が多く含まれているので、女性にはうれしい食材といえますね。鉄を意識して摂取するときは、鉄の吸収をよくするビタミンCを一緒に摂るように心がけてみましょう。(※5)

【Q&A】レバーの栄養には男性にうれしい効果がある?

A:レバーに豊富な亜鉛は、気になる髪の毛の悩みにひと役買ってくれますよ。

亜鉛には、代謝を助けるはたらきによって、頭皮や毛髪の生まれ変わりを促す作用があります。髪の毛の主成分であるたんぱく質の合成をサポートする作用があり、過度な抜け毛や薄毛対策に役立ちますよ。(※9)
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