ライター : いとう まさと

WEBライター

【2022年版】さんまが高いのはなぜ?その理由・原因を解説

2020年頃から価格が上がっている「さんま」。秋の味覚の代表格ですが、なかなか手が出しにくい状況が続いていますよね。

この記事では、さんまの価格が高騰している理由や、安くなる時期を解説。少しでも購入額を安く抑えるコツや、ほかの魚で代用する方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

さんまの値段が高い!毎年の価格の推移は

さんまが高くなりだしたのは2020年。毎年の価格推移は?

総務省統計局の「小物物価統計調査」に基づくデータを見てみると、2020年頃から目に見えてさんまの価格が高くなったのがわかります。

同じ月で比べてみると、2019年の11月は全国平均価格が113円だったのに対し、2020年11月は138円、2021年11月は164円。年々、さんまの価格が全体的に高くなってきているのが見て取れます。(※1)

さんまの価格高騰が生活へ与える影響

さんまは旬の時期でも「安くておいしい魚」というイメージでしたが、最近は少し様子が違っていますよね。値段が高いので買い控えるひとも多いのではないでしょうか。

一般の消費者だけでなく、さんま漁をおこなう漁師の方々や、居酒屋など飲食店の経営者も大変頭を悩ませているようです。

さんまが高い理由・原因

さんまの価格高騰は多くのひとの頭を悩ませる問題ですが、理由・原因はなんなのでしょうか。価格上昇の理由・原因には、さまざまな説が存在します。ここではそのうち、主要な説をいくつか見てみましょう。

「海水温の上昇」が原因とする説

さんまの漁場として有名なのは北海道沖。その北海道沖に「暖水塊(だんすいかい)」という“周囲に比べて温度が高い海水のかたまり”があって、それがさんまの来遊を妨げているという説です。

来遊するさんまが少なくなれば漁獲量が減るため、結果として値段が上がる……ということですね。

さばやいわしが増えたことが原因とする説

日本近海にさばやいわしなど、ほかの魚が増えたことが原因とする説もあります。

さばはほかの魚を食べる習性があるため、さんまにとっては敵になる可能性が。また、「いわしは大群で泳ぐため、それが大きな生物に見え、さんまが来るのを妨げている」「さんまと同じエサを食べるいわしが日本近海で増えたため」という考えもあります。
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