ライター : muccinpurin

製菓衛生師 / 料理家

台湾で人気の「釈迦頭(シャカトウ)」とは?

Photo by muccinpurin

ゴツゴツしたビジュアルのこちら、なんだかわかりますか?実はこれ、「釈迦頭(シャカトウ)」と呼ばれるフルーツなんですよ。

台湾で昔から親しまれているため「台湾旅行の際に見かけた」という方も多いのでは?とはいえ初めて見た方は、ゴツゴツした皮の中身がどうなっているのか、どうやって食べたらいいのか、どんな味なのか気になりますよね。

謎に包まれたフルーツ、シャカトウについて詳しくご紹介します。

日本では業務スーパーで購入できる!

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価格:753円(税込)
シャカトウとは、中南米原産のフルーツ。見た目はゴツゴツしていてフルーツっぽさはありませんが、やさしい甘さが特徴で台湾を中心に愛されているんですよ。

釈迦頭という珍しい名前の由来は、お釈迦様の頭に似ていることから付けられました。お釈迦様の頭にあるゴツゴツとした螺髪(らほつ)とシャカトウのビジュアルがそっくりですよね。英語名ではシュガーアップル、タイではノイナーなんて呼ばれ方もします。

名称は「アテモヤ」?

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名称部分に記載されている「アテモヤ」は、シャカトウとチェリモヤと呼ばれる果物を掛け合わせて品種改良された名前とのこと。原産国は台湾となっています。業務スーパーの冷凍フルーツコーナーに、透明な袋に入って売られていますよ。


1個税込753円でフルーツにしてはかなり攻めたお値段ですが、生のまま輸入できないため輸送コストもかかっていることを考えると、妥当なお値段なのかもしれません。業務スーパーでも限られた店舗のみの取り扱いかつ、在庫もそこまで多くないので、見つけたら買いですよ!

釈迦頭の食べ方

1. 半解凍する

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冷凍で販売されているシャカトウですが、食べる前に解凍する必要があります。とはいえ完全解凍してしまうとやわらかく切りにくいので、冷蔵庫で半解凍になる程度様子を見ながら溶かしてくださいね。急いでいる際は袋ごと流水に浸けるとよいでしょう。

2. 種ごと半分に切る

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半解凍したシャカトウを半分に切ります。種の部分は多少固いものの、家庭用包丁で比較的簡単に切ることができますよ。

3. 縦1/4程度の大きさにし、皮と身の間に包丁を入れる

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半分に切ったシャカトウをさらに半分に切り、縦1/4程度の大きさにしたら、メロンをカットする要領で皮と身の間に包丁を入れます。さらに食べやすい大きさに切って準備完了です。

そのままフォークやスプーンですくって食べることもできますが、このひと手間で果肉をすくいやすくなりますよ。
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