ライター : muccinpurin

製菓衛生師 / 料理家

業務スーパーに大豆ミートのボロネーゼソースが登場!

業務スーパーから、肉不使用の「ソイボロネーゼ」が登場。ひき肉の代わりに大豆ミートを使い、肉を使わなくても満足できるだけでなく、ヘルシーだと業スーラバーのあいだで話題なのだそうです。

ボロネーゼといえば、北イタリアのボローニャを代表とする料理でたっぷりのひき肉が主役です。お肉の存在感を感じられるかどうかは重要なポイント。

お肉が使われていなくても本当に満足できるの?ひき肉と大豆ミートの味の違いは? 味はきちんとおいしいの? 実際に食べて気になる疑問にお答えします。

業務スーパー「ソイボロネーゼ」

Photo by muccinpurin

「ソイボロネーゼ」321円(税込)
ソイボロネーゼをご紹介する前に、大豆ミートについて触れておきましょう。ここ数年、大豆をはじめとした植物性たんぱく質を使った代替肉が日本でも盛んに食べられています。今後世界の人口増加に畜産体制が追いつかなくなったときの対応や、畜産が環境に大きな影響を及ぼすことから、世界中で食肉について考える機会が持たれています。

なかでもプラントベースは、主に大豆を使って作られることから栄養価が高く、高タンパク低カロリー、低脂肪といいことづくめ。さらに臭みも少なくどんな食材とも合わせやすいことから、世界中で注目を集めているんですよ。

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気になるソイボロネーゼの材料は、トマト、大豆、にんじん、たまねぎ、セロリ、ひまわり油、オリーブオイルなど。当然ながら、一般的なボロネーゼに使われるひき肉やベーコンの類は使われていません。

1瓶にたっぷり680g入って、税込321円とはかなりお買い得ですよね。家族4人でパスタを食べるにしても、十分賄える量です。ひき肉、野菜、トマトの水煮を使って4人分のボロネーゼを仕込もうと思っても、300円ではとても足りません。何より長時間煮込まなくてもそのまま使えるのがありがたいですよね。味はさておき、コストパフォーマンスと使い勝手は合格です。

ソイミートの量はやや少なめ?

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調理する前にソイミートがどんな感じかチェックしてみましたよ。スプーンですくってみると、大きいもので5mm角程度のソイミートの粒が確認できます。お世辞にも本物のボロネーゼのようにお肉がゴロゴロ~とは言えないくらいのわずかな量です。ボロネーゼというより、 “ソイミート入りのトマトソース” といったほうが近いかもしれませんね。

色合いだけ見ると、鶏ひき肉のような白っぽい色合いですが、味はどうでしょうか。さっそく食べてみましょう。

お肉感は控えめながら旨みたっぷり

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ゆでたペンネに、温めたソイボロネーゼをたっぷりとかけていただきました。ソイミートのゴロゴロ感こそないものの、玉ねぎやセロリ、トマトの旨みがギュッと凝縮したソースはまろやかな味わいで、パスタと相性抜群。たっぷりの香味野菜とともにじっくり煮込んであるため、トマトの酸味の角も取れ、コクが際立っていますよ。

トマトソースそのものもサラサラではなく濃度のあるタイプなので、パスタ(この場合はペンネ)とよく絡み、食べ応えがありますよ。

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本来のボロネーゼと比較するとひき肉の脂身が少ない分動物性のコクの物足りなさも感じますが、野菜の甘みがカバーしています。肉々しさはありませんが、物足りなさはありませんよ。大粒のソイミートはしっかりとした弾力があり、まるで鶏ひき肉のよう。言われなければこれが大豆からできているなんて気づきません。

そこそこ食べ応えがありながら、100gあたりのカロリーは80kcal、脂質は5.0gとかなり控えめ。温めるだけで手軽に使えるうえ、おいしく食べながらヘルシーな食生活を目指すのにうってつけのアイテムですよ。

パンに塗れば即席ブルスケッタに

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トーストしたパンにソイボロネーゼをのせ、オリーブオイルや粗挽き黒こしょうをかければ、即席のブルスケッタにアレンジできます。本来ブルスケッタはトマトを角切りにしたリ、トーストしたパンににんにくを擦り込んだりと簡単そうに見えてちょっと手間がかかりますが、ソイボロネーゼならあっという間に完成しますよ。

ちょっと小腹がすいたときのおやつや、オリーブやバジルでおめかしすればおもてなしのひと品にも重宝しそうです。

ピザ用ソースにも使える!

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トマトベースのソイボロネーゼは、パンだけでなくピザ用ソースとしても活用できます。たっぷりの野菜が溶け込んだボロネーゼを使えば、旨みたっぷりのピザになること間違いなし。

さらに、オムレツやオムライスのソースとしてかけたり、コンソメで伸ばしてトマトベースのスープにしたりと、活用の幅はパスタだけにとどまりません。たっぷり680gと大容量の業務スーパー「ソイボロネーゼ」、なかなかに使えます。

ヘルシーでおいしいソイボロネーゼがブームの予感…!

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ひき肉の代わりに大豆ミートを使い、野菜の旨みがたっぷりと溶けたボロネーゼは、低カロリー高たんぱくで、健康を気にしている方にぴったりのアイテム。旨みたっぷりで満足度が高いので、家族みんなで楽しむことができますよ。

パスタだけでなくピザやパンのソースにも活用できます。なによりこれまで「大容量で安い」というイメージが先行していた業務スーパーも、食のトレンドを取り入れ柔軟に商品開発されていることがうれしく感じました。ヘルシーでおいしい、業務スーパーのソイボロネーゼがヒットの予感です!
※本記事は個人の感想に基づいたものです。味の感じ方には個人差がありますのでご了承ください。

商品情報

■商品名:ソイボロネーゼ
■内容量:680g
■価格:321円(税込)
■カロリー:100gあたり80kcal
■原産国:イタリア
■販売場所:全国の業務スーパー各店
※店舗によって、お取り扱いのない場合がございます。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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