ライター : macaroni 編集部

夏のエネルギーチャージにぴったりなあま酒

Photo by Mio gohda

お正月に飲むイメージが強いあま酒。俳句では夏の季語に数えられるのはご存知でしょうか。

それもそのはず、あま酒は夏時期の栄養補給に適した飲み物なんです。特に米と麹から作る米麹あま酒は「飲む点滴」と呼ばれるほど栄養が豊富。エネルギー源となるブドウ糖や必須アミノ酸が、暑さで疲れた体に活力を与えてくれます。

さらにビタミンB群やミネラルなどの栄養素もたっぷり。疲労回復だけでなく、美肌や健康的な身体づくりにも役立ってくれそうです。

そんなあま酒をより楽しむため、鎌倉にある生あま酒専門店「AMAZAKE STAND(アマザケ スタンド)」のオーナー三橋英里子さんにとっておきのレシピを教わりました。(※1)

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AMAZAKE STANDオーナー/三橋英里子さん 会社員時代からの友人と一緒に、2019年から生あま酒専門店「AMAZAKE STAND」をスタート。あま酒になじみがない世代にも飲みやすいメニューを多数用意し、魅力発信に尽力している。2021年には仙台店をオープン。見た目も美しいあま酒ドリンクは、老若男女問わず人気を博している
「私があま酒に着目していたのは、やっぱり栄養価が高いから。ブドウ糖やアミノ酸など点滴と同じ栄養素が含まれているので、暑さの厳しいときにぴったりのドリンクです。

そして最初にお伝えしておきたいのは、あま酒の種類。大きく分けて2種類あり、酒の絞りカスで作られている酒粕あま酒は、少量のアルコールを含みます。酒粕自体に甘さがないので、あま酒として飲む場合は砂糖を加えるのが一般的。

一方、米と麹で作られている米麹あま酒は、米のやさしい甘さが特徴で、アルコールを含まないためお子様でも飲めますよ。ご紹介するレシピはすべて米麹あま酒を使用します」

今回は、ご自宅でも作りやすい3種類のレシピをご紹介。あま酒の甘みを活かし、砂糖を使わずに作れるのもポイントです。原料の米麹が作り出す自然な甘さは、体にやさしく染み渡るはずですよ。

1. 爽やかで飲みやすい♪ オレンジヨーグルトあま酒

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「ひとつ目は、ヨーグルトの酸味が爽やかなあま酒のアレンジレシピです。ヨーグルトが入るととても飲みやすくなるので、初めてあま酒ドリンクを作る人やあま酒がちょっと苦手な人にもおすすめですよ。

さらにオレンジを入れることで、ビタミンCも体にチャージ。ご自宅にオレンジがない場合は、オレンジジュースでも代用可能です」

オレンジに含まれるビタミンCは白血球の機能を高めて、免疫力アップをサポートしてくれる栄養素。疲労回復のあま酒と合わさったら、健康的な身体づくりにつながりそうですね。(※2)

材料(1人分)

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・オレンジ(中玉)……1/2個
・プレーンヨーグルト(無糖)……50g
・米麹あま酒……200g

作り方

1. オレンジの皮をむいてカットする

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オレンジを皮からはずします。皮近くの栄養もあますことなく加えられるよう、実のまわりにある白い部分も少し残してカットします。

2. すべての材料をミキサーにかける

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あま酒、オレンジ、ヨーグルトのすべての材料を入れて、ミキサーにかけます。オレンジやヨーグルトがしっかり混ざるよう長めに撹拌するのがポイントです。

3. お好みでスペアミントをトッピング

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氷の入ったグラスにあま酒を入れたら、お好みでミントやオレンジを添えます。

「ミントが入ることで夏らしい爽やかな香りがプラスされます。多めに入れればスッキリさが増すので、好みの量をトッピングしてくださいね」
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