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教えてくれる人
てしま農園 代表 / 龍 慶介さん
自衛隊のパイロット、大手広告出版会社と異色の経歴を経て、10年前に農業の世界へ。“植物のプロとお客様をつなぐ”をコンセプトとした『てしまの苗屋』を立ち上げる。初心者の方に植物を育てることの楽しさを伝えたいと、苗の丁寧な育成はもちろん、購入される方への説明や相談にも積極的に対応。失敗しにくい苗の販売と育成に力を注いでいる。
植物への愛情たっぷりの龍さんに、5月のベランダ菜園におすすめの野菜&ハーブと基本的な知識やアドバイスをいただきました。
自衛隊のパイロット、大手広告出版会社と異色の経歴を経て、10年前に農業の世界へ。“植物のプロとお客様をつなぐ”をコンセプトとした『てしまの苗屋』を立ち上げる。初心者の方に植物を育てることの楽しさを伝えたいと、苗の丁寧な育成はもちろん、購入される方への説明や相談にも積極的に対応。失敗しにくい苗の販売と育成に力を注いでいる。
植物への愛情たっぷりの龍さんに、5月のベランダ菜園におすすめの野菜&ハーブと基本的な知識やアドバイスをいただきました。
ベランダ菜園がしたくなる季節に
編集部「すっかり葉桜になり、初夏を感じさせる陽気になりましたね」
龍さん「暑いと感じる日も出てきましたよね。てしま農園では、ピークに向けてスタッフを増やしながら、1日200箱ほどを出荷する毎日です」
編集部「この時期はどんな苗が人気なんですか?」
龍さん「うちは1ポットから購入できるので、さまざまな種類の苗をいろいろ組み合わせて購入される方が多いですね。その組み合わせも本当にさまざまです。しいて言えばトマト、キュウリ、ナス、ピーマンなどの実のたくさんなるものが人気ですよ」
龍さん「暑いと感じる日も出てきましたよね。てしま農園では、ピークに向けてスタッフを増やしながら、1日200箱ほどを出荷する毎日です」
編集部「この時期はどんな苗が人気なんですか?」
龍さん「うちは1ポットから購入できるので、さまざまな種類の苗をいろいろ組み合わせて購入される方が多いですね。その組み合わせも本当にさまざまです。しいて言えばトマト、キュウリ、ナス、ピーマンなどの実のたくさんなるものが人気ですよ」
5月におすすめの野菜は「白ナス」
編集部「5月におすすめの野菜を教えてください!」
龍さん「今月は、ぜひ白ナスを植えましょう!5月は寒の戻りがひと段落し、気温が10度を下回らなくなって安定してくるので低温の心配がありません。
寒さを嫌う果菜類が問題なく育てられます。果菜類に限らず、失敗しにくい植え込みに適した時期なので、安心してベランダ菜園を始められますよ」
編集部「ベランダ菜園初心者の方にもってこいのシーズンですね!ちなみに、白ナスと普通のナスの違いってなんですか?」
龍さん「白ナスは食感に特徴があります。油を含むとトロトロねっとり食感になって、まるでチーズのような感じになるんです。ナス好きの間では、かなり話題になっているんですよ!」
龍さん「今月は、ぜひ白ナスを植えましょう!5月は寒の戻りがひと段落し、気温が10度を下回らなくなって安定してくるので低温の心配がありません。
寒さを嫌う果菜類が問題なく育てられます。果菜類に限らず、失敗しにくい植え込みに適した時期なので、安心してベランダ菜園を始められますよ」
編集部「ベランダ菜園初心者の方にもってこいのシーズンですね!ちなみに、白ナスと普通のナスの違いってなんですか?」
龍さん「白ナスは食感に特徴があります。油を含むとトロトロねっとり食感になって、まるでチーズのような感じになるんです。ナス好きの間では、かなり話題になっているんですよ!」
白ナスを上手に育てるには?
最適な環境と植え付け方法
編集部「白ナスに適したプランターを教えてください」
龍さん「深さ30cmほどの丸型プランターがおすすめです。1つのプランターにつき1株が理想で、40Lほどの土で育てるといいですね。深さと土が十分にあることで、根が深く張り、長く収穫できるんですよ。
またナスも前回紹介したコンパニオンプランツと混植が可能なので、ほかの植物と一緒に育てるなら長方形のプランターもOKです」
龍さん「深さ30cmほどの丸型プランターがおすすめです。1つのプランターにつき1株が理想で、40Lほどの土で育てるといいですね。深さと土が十分にあることで、根が深く張り、長く収穫できるんですよ。
またナスも前回紹介したコンパニオンプランツと混植が可能なので、ほかの植物と一緒に育てるなら長方形のプランターもOKです」
龍さん「植え付けるときは、倒れないように支柱でささえてあげるといいですね。特にマンション住まいの方はベランダに強風が吹き込むこともあると思うので、しっかり対策をしましょう」
編集部「日当たりはどうですか?」
龍さん「日当たりと風通しの良い環境はもちろん必要です。ナスを育てるときの注意点は、最初のほうにつく実はあまり大きくし過ぎず、小さい状態で収穫することです。
早採りをしないと苗の成長に必要なエネルギーが実の成長に使われてしまい、大きく育たなくなるため、収穫量が減ってしまいます。目安として茎が木のように太くしっかりするまでは、実を大きくしすぎないよう気をつけてくださいね」
編集部「日当たりはどうですか?」
龍さん「日当たりと風通しの良い環境はもちろん必要です。ナスを育てるときの注意点は、最初のほうにつく実はあまり大きくし過ぎず、小さい状態で収穫することです。
早採りをしないと苗の成長に必要なエネルギーが実の成長に使われてしまい、大きく育たなくなるため、収穫量が減ってしまいます。目安として茎が木のように太くしっかりするまでは、実を大きくしすぎないよう気をつけてくださいね」
水と肥料のやり方
龍さん「ナスは、肥料と水分を好みます。なので、水やりの量は土の表面が乾いてきたらたっぷりとあげることを基本にしてください。また、20日に1回のペースで追肥用の肥料をひと握り程度あげてくださいね。適切な量を与えないと、実がつきにくくなってしまうんですよ」
編集部「そうなんですね。肥料を与えなくてはいけないタイミングって、目で見て分かるものなのでしょうか?」
龍さん「実は、ナスってそれが分かりやすいんですよ!ナスは花の中にめしべとおしべがありますが、真ん中のめしべがまわりのおしべより短くなったときは、肥料が切れているタイミングです。つまり、追肥が必要な状態ですね」
編集部「へぇー!それは分かりやすいですね!安心しました」
編集部「そうなんですね。肥料を与えなくてはいけないタイミングって、目で見て分かるものなのでしょうか?」
龍さん「実は、ナスってそれが分かりやすいんですよ!ナスは花の中にめしべとおしべがありますが、真ん中のめしべがまわりのおしべより短くなったときは、肥料が切れているタイミングです。つまり、追肥が必要な状態ですね」
編集部「へぇー!それは分かりやすいですね!安心しました」
想定されるトラブルと対処法
編集部「ナスは、害虫被害が多いっていう勝手なイメージがあります」
龍さん「特別多いという訳ではありませんが、やっぱりアブラムシはつきやすいですね。アブラムシはなかなか落ちないし繁殖力もすさまじいので、かなり厄介です」
編集部「ネットで防げますか?」
龍さん「防げる害虫もいますが、アブラムシはどこからともなく入ってきます。病害虫については、最初の対処が大切に。虫を見つけたときには、市販のスプレー剤などを吹きかけるといいですよ。ホームセンターでも売られている、殺虫殺菌剤がおすすめです。1つあると重宝しますよ!」
龍さん「特別多いという訳ではありませんが、やっぱりアブラムシはつきやすいですね。アブラムシはなかなか落ちないし繁殖力もすさまじいので、かなり厄介です」
編集部「ネットで防げますか?」
龍さん「防げる害虫もいますが、アブラムシはどこからともなく入ってきます。病害虫については、最初の対処が大切に。虫を見つけたときには、市販のスプレー剤などを吹きかけるといいですよ。ホームセンターでも売られている、殺虫殺菌剤がおすすめです。1つあると重宝しますよ!」
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